山梨耕作放棄地の取り組み~地域とのつながりづくり~

耕作放棄地の面積率が全国2位の山梨県。山間地域にある甲府市上帯那(かみおびな)地域にて、ファミリーマートの社員有志一同が、2011年度から菜の花や青大豆、お米をつくることで、畑の再生をお手伝いする活動に取り組んでいます。 甲府市帯那地域活性化推進協議会とファミリーマートは2011年5月「企業の農園づくり推進事業に関する包括協定」を締結し、農作業や地域の皆さんとの交流を図っています。

耕作放棄地とは?

 農家の方の高齢化や担い手不足などの理由により、1年以上作物を栽培せず、その後も耕作する予定のない土地のことです。放棄が続くと、農地として再生することが難しくなったり、周囲の畑に病害虫などの被害を与えたりといった問題があります。

青大豆とは?

 その地域で長い年月育てられてきた、日本古来の大豆のことです。地域ごとに、たくさんの種類の地大豆があります。

2011年度のじゃが芋収穫には社員有志の家族も参加

2011年度のじゃが芋収穫には社員有志の家族も参加

ファミリーマートの社員と家族が、青大豆やお米づくりに挑戦

2011年5月7日に1回目の活動が実施され、社員や家族を合わせた20名以上が参加しました。
100m²の耕作放棄地で、菜の花や青大豆を栽培。農薬を使わない昔ながらの環境に優しい農法を、地元農家の方に指導していただきました。
2012年からは棚田での米づくりにも挑戦しています。
地元農家の皆さんの指導を受けながら、うるち米、もち米を収穫しています。

青大豆づくりの様子

農作業を通して、地域との絆が深まる

帯那の皆さんと一緒に草取りや農作物の手入れをしながら、自然の中で会話を楽しみ、ゆっくりと絆を深めています。
社員有志と家族にとって、この活動は地域の活性化のお手伝いができる上、収穫の喜びやふだん食べている農作物への感謝の気持ちを改めて感じる貴重な体験となっています。

<2016年度活動レポート>

<2015年度活動レポート>

<2014年度活動レポート>

帯那地域活性化推進協議会のページはこちら

棚田での米づくり

棚田での米づくり

稲刈りの様子

稲刈りの様子

地域の皆さんとの交流を大切に

地域の自然を体感し、帯那地域を知るイベント「おびなツーリズム」や菜の花観賞会など、耕作放棄地再生活動以外の活動にも参加しています。

今後も、耕作放棄地活動にとどまらず、さまざまな形で地域の皆さんとの交流を深めていきます。

帯那の自然を体感

帯那の自然を体感

帯那地域活性化推進協議会 末木会長からのメッセージ

2011年の山梨県とファミリーマートの包括協定をきっかけに、ファミリーマートとの縁は始まりました。耕作放棄地は各地で社会問題となっていますが、山梨は全国でも2番目という問題を抱えています。その中、ここ帯那地区で「企業の農園づくり」のプログラムに参加いただき、今年で6年目になりました。

甲府市北部山岳地帯にある帯那地域を気に入っていただき、甲府営業所の方々だけでなく毎回多くの参加者が東京方面からも家族連れで参加していただいており、このことを私どもも「都市農村の交流事業」として交流の機会にも異議を見出し喜んで取り組んでいます。

棚田でのお米づくりや大豆の収穫を通じた農村体験を通じて、この帯那で収穫されている青大豆や茗荷等の在台品種の保全にも一役かってもらっています。

毎年5月には田植えをしてもらっていますが、4月にはたねもみを発芽させ育苗の作業に取り掛かります。田んぼには肥料を散布し、水入れを行う代掻き(しろかき)を行い、下準備をする。このような田植えを行う前の準備や田植え後の草取り、病虫害対策など、田植え、稲刈り、天日干しの体験だけではなく、美味しいお米を食べるまでの棚田のお米づくりについても一緒に勉強してもらっています。

放っておけば耕作放棄地となるこの土地に、ファミリーマート社員による「企業農園」の活動があることで、農業管理を任されている私たちの活動にも活気が出てきています。地域資源をいかしながら、社員の皆さんとの交流を通じて帯那地域が活性化されていると感じています。

末木 英明さん

帯那地域活性化
推進協議会会長

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