FamilyMart RECRUITING 2023

ENTRYMY PAGE

01 01 経営者
メッセージ

[SPECIAL INTERVIEW:特別対談] 代表取締役社長 細見 研介 / ビジネスデザイナー 濱口 秀司

世の中の変化に対応し、
成長し続けてきたファミリーマート。
これから社会が更に急速に、大きく変化していく中、ファミリーマートは
どんなビジネスを仕掛けていくのか。
働くフィールドとしての
ファミリーマートの魅力とは何か。
ファミリーマート代表取締役社長細見が、
世界で数々のイノベーションをリードしてきた
ビジネスデザイナーの濱口秀司氏とともに語る。

PROFILE

株式会社ファミリーマート
代表取締役社長
細見 研介
1962年大阪府生まれ。1986年神戸大学卒業後、伊藤忠商事株式会社に入社。繊維事業のブランド関連ビジネスに長年従事し、「レスポートサック」や「ハンティング・ワールド」等のブランドビジネスを発展させた。2017年食品流通部門長として、全国の食品卸問屋、メーカーと緊密な関係を構築し、ファミリーマートの商品の安定供給に向けた取り組みをサポートした。2019年第8カンパニープレジデントに就任。2020年最先端の技術を活用した制度の高いターゲティング広告を「ファミペイ」などを通じてお客さまに提供し、ファミリーマート店舗へ送客を促す広告事業会社「株式会社データ・ワン」設立の陣頭指揮をとる。2021年3月より株式会社ファミリーマートの代表取締役社長に就任。
ビジネスデザイナー 濱口 秀司
京都大学卒業後、松下電工(現パナソニック)に入社。R&Dおよび研究企画に従事後、全社戦略投資案件の意思決定分析を担当。1994年、日本初企業内イントラネットを高須賀宣氏(サイボウズ創業者)とともに考案・構築。1998年から米国のデザインコンサルティング会社、Zibaに参画。1999年、世界初のUSBフラッシュメモリーのコンセプトをつくり、その後数々のイノベーションをリード。パナソニック電工米国研究所上席副社長、ソフトウェアベンチャーCOOを経て、2009年に戦略ディレクターとしてZibaに再び参画。現在はZibaのエグゼクティブフェローを務めながら自身の実験会社「monogoto」を米国ポートランドに立ち上げ、ビジネスデザイン分野にフォーカスした活動を行っている。ドイツRedDotデザイン賞審査員。

ファミマ・イノベーション
変化の時代に求められる、
面白がる力

40周年を迎えるファミリーマートが目指す
「変革」の方向性とは

細見 :

濱口さんとの出会いは、私の前職である伊藤忠が開催した講演です。濱口さんは世界各国の企業と仕事をしていて、関わられたプロジェクトは1,000を超えている。「イノベーション」というテーマにおける権威です。濱口さんの講演に非常に感銘を受けて、一緒にお仕事がしたいと思いました。

濱口氏 :

私はもともとファミチキが大好きで(笑)。私も様々なプロジェクトに関わってきましたけれど、細見さん率いるファミリーマートには、大きな可能性を感じました。様々な企業から「新しいことをやりたい」というお話はたくさん頂くのですが、実際には色んなしがらみがあったり、きちんと組織が設計されていないことが多くあります。ファミリーマートさんに関しては、「次世代化」に向けて本気で動かすという意志が、組織設計にもしっかりと現れていて、「これはすごい」と思ってお仕事をご一緒することにしました。

細見 :

最初は「ファミリーマートとは何か?」という問いからスタートしました。「ファミリー」の定義、「マート」の定義、そこから考えよう、と。ファミリーマートは40周年という節目を迎えていますが、40年の中で世の中は変化し続けています。特に今、世界は大きく変わろうとしています。ファミリーマートには「あなたと、コンビに、ファミリーマート」という基本理念があります。「あなた」が指すお客さまや社会も変化している。どんな「コンビ」になっていくかも変化していく。その中でファミリーマートがどうあるべきかを考えていくことが大切なことだと思っています。

濱口氏 :

更に、「ファミリーマートとは何か?」の前に、「コンビニとは何か?」ということも侃々諤々議論しました。「コンビニに行く」という体験は、他のお店に行く体験とはどう違うのか。コンビニに行く体験には「日常生活導線の中でのトレジャーハンティング」的な要素があるんです。訪れる度に新しい商品が出ているので、「こんなお菓子あったんだ」みたいな。例えばドラッグストアやスーパーと違って、コンビニは原則定価販売です。ドラッグストアやスーパーだと、お客さまは無意識の中で価格を比較しながらお買い物しているのです。でもコンビニはそうじゃない。モノに集中できるという、とてもユニークな場所です。コンビニは、とても便利で、ファンクショナルで、インフラ的役割を果たしています。でもその裏側には、「トレジャーハンティング」というエモーショナルな要素も持っています。

細見 :

そんなユニークな場所であるファミリーマートの発信力を強化していこう、ということが事業戦略の一つです。「発信力を高める」というのは、店舗を情報発信のメディアへと進化させていこうということです。企業と人、人と人の繋がり方は大きく変化しています。フリマアプリではC to Cでビジネスが成り立ち、SNSでは個人が様々なことを発信して影響力を高めていく時代です。そんな時代の中で、ファミリーマート自体が発信力を持つということは極めて大切なことだと考えています。

ファミリーマートでは、2022年春までに3,000店舗にデジタルサイネージを設置し、3年以内に設置可能な全店舗への導入を目指していきます。濱口さんがおっしゃって下さったように、ファミリーマートがファンクショナル且つエモーショナルな場所であるという強みを活かし、全国の店舗に情報発信メディアとしての機能を搭載していきます。

デジタルサイネージからの、旬なエンタメ情報や、アート、ニュースなどの配信を通じて、お客さまによりワクワクする購買体験をご提供することができます。また、地域限定の取り組みや特殊詐欺防止を促すコンテンツなど、地域社会への貢献もより一層強化できます。

濱口氏 :

改めて、全国1万6,600店舗、年間延べ55億人以上のご来客という、リアルな場での接点というのは、すごいアセットです。55億人への発信力というと、おおよそ全国ネットのテレビ局1個分のパワーを持っているようなものです。現代の社会の中で、日本のメディアも変換期にあります。新聞や雑誌を読む人は減っていて、やっぱり強いのはテレビとデジタル。極端な話をすると、若者はテレビを観なくなってきているし、お年寄りはまだなかなかデジタルには触れない。老若男女1日1,500万人が訪れるファミリーマートという場所は、第3のメディアになれる可能性を秘めています。しかも、コンビニはそもそも「トレジャーハンティング」を深層で期待して訪れる場所です。新しい情報を受け取るには、最適な場所なのです。

細見 :

ファミリーマートからの新しい発信という意味では、今日私が履いている靴下が、いい実例ですね。FACETASM(ファセッタズム)のデザイナー落合宏理さんとの「コンビニエンスウェア」という企画です。おかげさまで、各地で売り切れが続出するなど、大変売れています。これまでコンビニでの衣料品は、「急な雨に濡れたから」といった緊急需要に応えるものでした。でも、これだけの拠点数とスペースを活用したら、新しいファッションを表現することができるのでは、という発想です。

濱口氏 :

今まで無かったものを売っているわけですね、概念的に。「靴下」というモノは同じでも、これまでコンビニが売っていた「緊急需要」と、ファミリーマートが打ち出した「ファッション」では、同じ靴下でも全く概念が違う。

細見 :

「メディア」「デジタル」という文脈だけでも新しい取り組みがまだまだ目白押しで、全ての詳細をこの場でお話することができないのが心苦しいですが、私たちは「ファミリーマートとは何か?」という問いを出発点にして、「生活を変革するリーディングカンパニー」へと向かっていこうとしています。

働くステージとしての
ファミリーマートの魅力とは

細見 :

お客さまとしてファミリーマートを見ると、やはりお店1店舗をイメージされると思います。企業という観点でファミリーマート全体を見渡すと、全国1万6,600店舗、スタッフは20万人、1日に動くトラックは5,000台。改めて、このスケール感は、ビジネスをするステージとしてなかなか無いものだと思います。

濱口氏 :

私の立場から見ると、この規模の会社が「動いている」というのが面白いですよね。細見社長をはじめ、「動かす」という意志を持った人たちの情熱に満ちていて、実際次々に実践されている。「メディア」も「デジタル」もどんどん仕掛けて、「ファミリーマート」というものの価値を進化させようとしている。

細見 :

また、コンビニエンスストアというものの原点を考えると、私たちの仕事は、おいしいものをお届けする、という仕事です。清く正しく美しく、という言葉がありますけれど、まさに誠実さ、正直さが大切な仕事だと思っています。最近は、「フードドライブ」という取り組みをしています。ファミリーマート付近の住民の方にお願いして、缶詰や乾麺などのご家庭で余剰している食料品をお持ちいただき、自治体を通じて支援が必要な方にお配りしています。この取り組みは愛知県の日進三本木町店というところから始まったのですが、開始から半年ほどの期間で、全国482店舗(2021年8月時点)へと広がっています。SDGsという大きな命題でもあり、自分にとって身近な地域への貢献でもあります。そういう意味で、多様な人が多様な観点から人生の目標を持って仕事ができる場所だと思います。

濱口氏 :

私は、外部の者という立場から、働く場所としてのファミリーマートの魅力について。前提として、身も蓋もないことを言いますが、「勤めてみないと分からない」ですよ(笑)。

細見 :

おっしゃるとおり(笑)。

濱口氏 :

働く前に立てた目標や予定通りにキャリアが進んでいくなんてことはほとんどないですし、仮に予定通りだったとして、果たしてそれが楽しい人生だろうか、と思ったりします。出会った仕事や人によって、人生は変わっていくし、何が起きるかわからない。それでいいと思うんです。だからこそ面白い。ただ、そうは言っても、入社をする前から想定できることはあると思います。私は、仕事ってある意味全て「企画」だと思っています。誰かに言われた通りにするのが仕事ではなくて、自分なりに工夫をして、やり方を変えて、試行錯誤しながら挑戦していくことが、仕事であり企画です。そういう観点でいくと、ファミリーマートの仕事は「企画者冥利に尽きる仕事」です。

例えば、私が最初に入社した松下電工という会社でシステムバスの企画をしたとします。お風呂です。正直、月に数千台とか売れる商品じゃないです。しかも、お風呂なので、そんなに人に見られるものでもないですよね。家にお客さんが来た時に、わざわざドアを3枚ぐらい開けてお風呂まで案内して「どうです?うちの自慢のシステムバスです」なんてことは、ほぼ無いわけです。

細見 :

すごい例えですね(笑)

濱口氏 :

でもファミリーマートの仕事だったら、例えば今飲んでいるこのペットボトルに入った津南の水。これも企画した人たちがいるわけです。身近な店舗の店頭に並び、実際にお客さまが飲んでいるシーンに遭遇することもあると思います。どれぐらい売れたのか、美味しさに対する評価はどうか。自分が企画して作ったものが、すぐにお客さまに届いて使われてその反応がダイレクトに届くというのは、企画者冥利に尽きる仕事だと思います。

細見 :

そうですね。トライアンドエラーを繰り返しながら、たくさんの企画が動いていく。商品開発だけでなく、店舗での仕事も、ファミリーマートのありとあらゆる仕事が、濱口さんのおっしゃるように「企画」かもしれません。

濱口氏 :

物流も学べるし、店舗の設計も学べる。商品の並べ方一つでも、非常に興味深い人間心理も学べるし、ナショナルブランドと一緒にキャンペーンを考えたり、新しい概念の靴下がつくれるかもしれないし、店長さんやアルバイトさんという人的資源の管理、フランチャイズというビジネスモデル、多様なお客さま、地方活性化の最前線、新たな「メディア」としての機能、本当にありとあらゆることが凝縮した場所だと思います。「いろんな可能性に挑戦したい」「様々な角度からビジネスを学びたい」という人には、すごくいい会社だと思います。

新しい時代を生きる就活生へのエール

細見 :

今就職活動をしている世代の人たちは、若い頃からスマホやデジタルに触れて育った世代だと思います。そんな世代の人たちの発想や企画こそが、これからの時代において大切です。私も社内の幹部と話す時、ファミリーマートで働く若い世代の人たちの意見を受け入れて発展していこう、と話しています。自分が感じること、思うことを信じて、社会に出てきてほしいですね。また、ファミリーマートにどんな人に来てほしいか、という質問もよくいただくのですが、私は正直言って、「こんな人」という枠にはめた答えをすることが好きじゃないんです。どんな人でもいい。多様でいい。1点あるとすれば、「ファミリーマートのことを好きな人」と一緒に働きたいと思っています。

濱口氏 :

ファミリーマートの人って、ファミリーマートのこと好きですよね。皆さん、仕事における楽しいエピソードを持っている印象があります。淡々と仕事をこなすというよりも、面白さを見つけている。面白がっている。これはとても大事なことだと思います。全ての仕事が「企画」だとするならば、まず自分自身が自分の仕事を面白がる。細見さんがおっしゃったように、若い世代の人たちこそ、今の世界の常識を覆す可能性を持っています。自分の仕事を面白がり、周りにいる人を面白がらせて、そして実際に面白くしていく。面白がる力、面白がらせる力、面白くする力を、大切にしてほしいですね。

細見 :

ファミリーマートは、みなさんが想像している以上に、面白い企業です。リアルの領域もデジタルの領域も、今以上にフィールドは広がっていきます。思いっきり人生を賭けて働ける仕事がたくさんあるので、ぜひ一緒にチャレンジしていきたいですね。