あなたと、コンビに、FamilyMart

  

カミカラドクター

|サステナビリティの取り組み

カミカラドクター

「カミカラドクター」とは、ファミリーマートと静岡県、松岡紙業が一体となり取り組んでいる、古紙回収の利益の一部を地域医療を担う医師の育成に充てる事業。静岡県内のファミリーマート店舗駐車場に、松岡紙業の古紙回収ボックスを設置し、ファミリーマートと松岡紙業両社で合わせて古紙1kg当たり1円を「静岡県医学修学研修資金貸与事業」に寄付する取り組みです。

2019年3月より開始し4年目を迎えた今、静岡県内30店舗で実施しています(2022年7月現在)。

ただ集めるだけではない
古紙カミからはじまる地域貢献。


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松岡紙業株式会社 代表取締役 佐藤 元彦(写真左/以下 佐藤)

静岡・山梨リージョン 清水営業所 所長 松平 慶三(写真右/以下 松平) 

カミカラドクターを始めた経緯を教えてください。

佐藤:静岡県内では、「古紙を小売店の敷地で回収する」という取り組みは以前から行われていましたが、2019年2月に厚生労働省が明らかにした医師偏在指標※において、静岡県が全国39位である事実を知り、ハッとしたのが、この取り組みに至ったきっかけの一つです。実は昔、私も子どもを病院で診てもらおうとして苦労したことがあり、医者がいない不安さは身に沁みて感じていたんです。「古紙を回収するだけではなく、地域の抱える問題に対して一助を担えないか」という想いから、スタートしました。「カミカラドクター」という名前もオリジナルで、おそらく全国初の取り組みだと思っています。

※人口10万人に対しての医師数をベースに、供給では医師の労働時間、需要では受療率などを勘案したもの

取り組みについてはどんな声が寄せられていますか?

松平:古紙を持ち込まれたお客さまからは「夜でも明るく、安心して持ってくることができる」「買い物のついでに持ち込めるので便利」等のお声をいただいております。お客さまにとっても、ご自身の都合に合わせて古紙を持ち込めるということは大きなメリットだと思っています。

佐藤:先日、実は高校生のお子さんを持つ親御さんから「寄付先である『静岡県医学修学研修資金』について、『カミカラドクター』の取り組みをきっかけに知ることができた」という御礼のお電話をいただきました。一人の子どもの未来に繋がったのではないかと思うとうれしかったですね。長く続けていくことで、さらにこの制度が充実し、医師を志す方が増えてくれればと思います。

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最後に、今後の抱負を。

松平:「カミカラドクター」の取り組みはまさに「あなたと、コンビに、ファミリーマート」ですよね。この素晴らしい取り組みを静岡県内全域に広げたい、後押ししたいという想いがあります。現在、設置しているのは郊外立地を中心とした30店舗のみですが、今後、協力できる店舗を増やすことで、お客さまから「ファミリーマートに行けば、カミカラドクターに参加できる」というような環境をつくっていきたいですね。

佐藤:市街地の比較的敷地の狭い店舗でも設置できるような、小型の回収ボックスの開発を進めているところです。静岡県民全員に知ってもらう勢いで、市民権を取りにいきたいと思います!

松平:共に頑張りましょう!

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※カミカラドクターについては、松岡紙業株式会社のホームページにてご覧いただけます。
https://www.matuoka-shigyo.jp/wordpress/kkdoctor

※掲載内容はすべて取材時点の情報です。

・画像はイメージです。

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