私たちは、お客さま、加盟店、お取引先様などファミリーマートに関わるすべてのステークホルダーの皆さまと「コンビに」なり、持続可能な社会の実現に向けたファミリーマートらしいサステナビリティの取り組みを、これからも誠実にそして着実に推進していきます。
ファミリーマートでは、サステナブルな企業経営を推進するため「国連グローバル・コンパクト」に署名し、サステナビリティ基本方針を策定しています。そして、優先的に取り組むべき5つの重要課題(マテリアリティ)」と「人権尊重」をはじめとする「4つの基盤」を設定し、責任ある企業として社会の課題解決に継続的に取り組んでいます。
全社のサステナビリティ活動を横断的に統括する機関としてはサステナビリティ委員会を設置し、活動計画の承認や進捗管理を行い、取締役会に報告しています。また、サステナビリティの推進責任者である各本部長が、自部署の部長職以上を対象に選任した「サステナビリティ推進リーダー」と連携し、各部署の取り組みを牽引しています。その他、ボトムアップ活動の枠組みである「地区委員会」では、組織の全員がサステナビリティをテーマとした取り組みにチャレンジし活動を推進しています。
こうした取り組みの成果もあり、ファミリーマートが毎年行っている従業員のサステナビリティ意識調査では、2025年度に「SDGs・サステナビリティの重要性を理解し、関心を持っている」と回答した従業員が98%に達するなど、高い実績を示しました。他にも、「SDGs・サステナビリティの重要性を理解し、自身の業務へ反映し行動している」の回答も90%と、多くの従業員が高い意識を基盤にサステナビリティに取り組むことができています。
国際情勢の変化により、サステナビリティへの逆風も感じられますが、消費者の意識は大きく変化しています。今後、この流れは不変であり、ファミリーマートは、そうした消費者の声に対応するため、サステナビリティの取り組みを積極的に推進していく必要があります。そして、皆さまにわかりやすくご理解いただけるように、積極的な情報発信も続けていきます。これからの持続可能な成長のためには、皆さまからの共感を得るためのエンゲージメントが不可欠だと考えています。
今後も、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のコーポレートメッセージのもと、社会の変化に対応し、様々なステークホルダーの皆さまのご期待やご要望と真摯に向き合いながら、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
チーフオフィサー
CMO(兼)マーケティング本部長
足立 光
1986年、私が大学1年生のときに住んでいた近所にファミリーマートがあり、毎日のように立ち寄っていたのを覚えています。都市部で急速にコンビニエンスストアの店舗数が増えてきた頃でした。あれから約40年、ビジネスとしての規模の成長とともに、サステナビリティを含む「質の成長」をファミリーマートが果たされてきたことに感銘を覚えます。
この数年でファミマ社員のみなさんは、経営に近いところから全従業員に至るまで、サステナビリティを自分ごととし、業務の中にあるいはサービスの中に「練り込んでいく」という努力を継続的にされてきました。その結果みなさんの意識は明確に変化しつつあり、サステナビリティはファミリーマートが生活者に提供する価値の一部とさえなってきています。これは極めて高く評価できることです。
次の40年、50年も、サステナビリティとともに世の中にワクワクを提供し続けていただきたいと思います。期待しています!
SDGパートナーズ有限会社
代表取締役CEO
田瀬和夫氏