｜サステナビリティの取り組み
店舗駐車場を活用した献血推進
ファミリーマート滝沢ゆとりが丘店（岩手県滝沢市）の店舗駐車場にて、岩手県赤十字血液センターの献血バスでの献血が開催されました。地域の皆さまからは「初めて献血に参加するきっかけになった」「このような取り組みをしてくれてありがとう」等の反響をいただいています。
日本赤十字社との協力による献血推進活動は、北日本地域の店舗を中心に広がっています。
地域への想いを結集して、取り組む
献血協力への新たなきっかけづくり。
日本赤十字社 岩手県赤十字血液センター 川上 寛正さん、菅野 哲さん
北海道・北東北リージョン 盛岡営業所 滝沢ゆとりが丘店 店長 中里 武司さん以下 中里)
北海道・北東北リージョン 盛岡営業所 下嶋 太郎、市川 佳幸、中村 俊輝（以下 下嶋・中村・市川）
画像左から、川上さん、菅野さん、下嶋、中里、中村、市川
店舗駐車場への献血バス誘致を始めた経緯を教えてください。
市川：以前から、滝沢ゆとりが丘店の大きな駐車場を活用して何かイベントができないか、話し合っていたんですよね。
中里：はい。そんな時にファミリーマート内で行なわれているSDGsの研修に参加し、17の目標の「3.すべての人に健康と福祉を」という言葉に触れた時に「献血バスを店舗駐車場への誘致」というアイデアが浮かんだんです。お客さまとの接点が生まれて、かつ地域のお役に立つことができる。イベントのあり方として“ベストアンサー”だと思いました。
市川：素晴らしいアイデアでしたので、すぐに血液センターさんにアプローチさせていただきました。
相談を受けた時の感想は？
菅野さん：正直、驚きました。休日に広く一般の方を対象に実施する街頭献血では、こちらからお願いをして献血会場として場所をお借りすることが多いためです。
川上さん：また医療機関の需要に見合う血液を供給できるように、献血バスには1台あたりの1日の献血協力者の目標人数が設定されています。コンビニエンスストアで献血を開催した場合に、この目標を達成できるのか、不安もありました。
菅野さん：それでも中里店長や市川さんをはじめとするファミリーマートの皆さんの熱意に背中を押されて、ファミリーマートでの開催を受け入れることにしました。
献血を開催するために、取り組んだことはありますか？
中村：少しでも多くの方にこの機会を活用してもらうため、私達の営業所内で参加を募りました。
中里さん：私も、自分のお店のストアスタッフはもちろん、近隣地域のファミリーマート店舗の責任者が集まる会議の場で、各店舗の皆さんにご案内しました。
下嶋：献血は経験がない人にとっては踏み出しにくいことですが、この新しい活動をみんなで実現していこうという雰囲気を作ることで自然に広がっていきました。
中里店長の熱意への共感と皆さんの心の中にある地域貢献への想いがそうさせたのだと思います。
中里さん：結果、1回目の献血の受付人数は事前予約も合わせて大幅に目標を上回ることができました。協力いただいた方々からは「初めて献血に参加するきっかけになった」「このような取り組みをしてくれてありがとう」等の言葉をかけていただき、感無量でした。
献血に立ち会った感想をお聞かせください。
菅野さん：営業所の皆さんや近隣地域のファミリーマート店舗のストアスタッフの皆さんなど、ファミリーマートに関わるたくさんの方が献血に参加してくださっていたのが印象的でした。その団結力には「ファミリーマート」の名前の通り、家族のようなつながりを感じました。
川上さん：一般の方も多くいらしていましたね。街頭献血は基本的に、かつて献血に協力してくださった方が血液センターからの案内を受けて集まってくださるケースが多いです。そのため開催地域と参加者の生活圏は必ずしも一致しませんが、ファミリーマートでの献血の参加者は近隣住民の方が多く、日頃の地域に根差した店舗運営が垣間見えた気がしました。
最後に、今後の抱負を。
下嶋：継続することを大切に考えていきたいと思います。末永く継続することこそが、SDGsへの本質的な貢献につながると考えています。
中村：滝沢ゆとりが丘店での取り組みが同じ岩手県の水沢西関田店に広がり、現在北は北海道から南は北関東まで11道県25店舗での開催が決まっています。この活動を続けていくことで「献血がファミリーマートでできるんだ」ということをお客様に認知いただけるように頑張りたいです。
ゆくゆくは日本全国に拡がるような活動となれば嬉しいです！
菅野さん：献血の大切さに関心を持っていただけるように学びの環境を整え、献血の輪を広げることで地域に貢献する体制をファミリーマートと協力してさらに強化していけたら素晴らしいと思います。これからもよろしくお願いします！
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