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地域の支え合いの一助に ファミマフードドライブ

地域の支え合いの一助に ファミマフードドライブ

地域の支え合いの一助に ファミマフードドライブ

ファミマフードドライブは、ファミリーマートが全国で展開している食の支援活動です。ご家庭にあるもったいない食品をファミリーマート店舗にお寄せいただき、地域の自治体やNPOなど協力パートナーを通じて、支援が必要な方々に提供しています。この活動を通じて、ご家庭にある食べきれない食品が活用され、食品ロスの削減につながるだけでなく、全国に店舗があるファミリーマートを回収拠点とすることで、地域の皆さまに、気軽に社会貢献活動に参加していただくことができます。この寄付によって集まった食品が実際どのようにして地域の必要としている方々へ届けられるのか、ファミマフードドライブ実施店舗のひとつ「ファミリーマートさいたま西堀店」(埼玉県さいたま市)と協力パートナー「おせっかい倉庫フードパントリー浦和西」の活動を紹介します。

ファミマフードドライブ実施店舗「ファミリーマートさいたま西堀店」

住宅地という立地から近隣住民をはじめ、近くの高校や駅に向かうお客さまも足を運ばれる「ファミリーマートさいたま西堀店」。駐車スペースはゆったりと広く、大型車での来店が多いのも特徴です。店舗責任者だけでなく、ストアスタッフも積極的にお店づくりに取り組んでいるという同店では、ファミマフードドライブについてもみんなが意見を出し合い協力し、活動の周知徹底を図りました。

ファミリーマートさいたま西堀店

JR埼京線・中浦和駅より徒歩10分ほどにある「ファミリーマートさいたま西堀店」

塚越正樹オーナー近影

ファミマフードドライブを始めて「ストアスタッフ一同、食品ロスの削減に対する意識も変化しました」と、塚越正樹オーナー

目立つ場所に回収ボックスを置き、お客さまへの周知にも注力

さいたま西堀店がファミマフードドライブを始めたのは2021年10月のこと。「正直、最初はここまでお客さまにご協力いただけるとは思っていませんでした」と話すのは、塚越正樹オーナーです。力を入れたのは、回収ボックスの設置場所選びとお客さまへのアピールです。ストアスタッフと話し合い、置き場所は目に留まりやすい入り口付近に決定。手作りPOPも付け、ストアスタッフから常連のお客さまへのお声掛けもしました。

認知度が高まるにつれ、寄付をいただく食品の数も増えていきました。回収ボックスをのぞくと、お菓子や飲料、レトルト食品など、さまざまな食品が入っています。協力パートナーである「おせっかい倉庫フードパントリー浦和西」の鈴木弘子さんによる回収は2週間に1回ですが、追い付かないことも少なくありません。

「多いときは回収ボックスが1日でいっぱいになります。高校生がチョコレート菓子を10箱まとめて入れてくれたこともありました。幅広いお客さまにご協力いただいています」と塚越オーナー。また、お客さまとの会話で新たな発見もありました。「食品を寄付したくてもどこへ持って行けばいいのかわからない」という方が多くいらっしゃったことです。地域の人の役に立ちたい、そんなあたたかな思いをつなぐファミマフードドライブの活動が、これからもっと広まることを願っていると話してくれました。

回収ボックス

お菓子やインスタント食品などいろいろな食品が集まります。5kgのお米の袋が入っていたときは、ストアスタッフみんなが驚きました

回収ボックスの設置箇所

さいたま西堀店入口。「回収ボックスは、目につきやすい場所を選んだことでお客さまにも興味を持っていただけています」(塚越オーナー)

地域との交流

塚越オーナーと「おせっかい倉庫フードパントリー浦和西」の代表・鈴木弘子さん

丁寧な回収作業

回収ボックスに入った食品を回収する鈴木さん。一つひとつ賞味期限を確認して、持参したエコバッグに移し替えます

必ず地域の人の手に渡る“地産地消”のフードパントリー

おせっかい倉庫 フードパントリー浦和西が協力パートナーとして回収しているファミリーマートの拠点は、さいたま市桜区で5店舗、南区で1店舗の計6店舗です。「身近な存在であるファミリーマートだからこそ、寄付しようという人が気軽に行けるのが魅力だと思います」と代表の鈴木弘子さん。おせっかい倉庫フードパントリーは、鈴木さんが自ら食品を回収の上、配付会を開催し、地域の人の手に渡します。「ファミマフードドライブは、地域の人が地域の人を手助けすることができています。本当にありがたいことですし、素晴らしいことだと思います」と鈴木さん。食品の回収は一時的なイベントの単発開催ではなく、店舗で日々行っているところも地域にとってプラスだと話します。「継続してフードドライブに取り組んでいるところに、企業としての強い意志を感じます。この活動がファミリーマートの店舗全体に広がれば、もっともっと地域の助け合いにつながると思います」(鈴木さん)。

鈴木 弘子さん近影

おせっかい倉庫フードパントリー浦和西
代表 鈴木 弘子さん

おせっかい倉庫フードパントリー浦和西

コロナ禍において、多くの人が職を失っている状況を受け、2021年7月から活動を開始。さいたま市桜区・南区で、食にお困りのひとり親家庭や、18歳までのお子さんをお持ちの障がいのある保護者の方を対象に無料で食品を配付しています。

ひとり親家庭を対象とした
子育て応援フードパントリー

おせっかい倉庫
フードパントリー浦和西

配付会に密着

01

2023年9月にさいたま市南区の施設で開催。ファミリーマート6店舗から回収した食品に加えて、企業や個人などから寄付された食品を倉庫から車で搬入。この日は、車5台分の常温品に加えて、冷凍品も運び入れました。倉庫から配付会場へ車で運搬する選任のボランティアも募ってすべて自分たちの手で管理しています

02

車から食品を次々と降ろして会場へ運ぶ作業は、手分けしながら短時間で手際よく行います。米や野菜、飲料など重量のある食品も多いため、数台の台車を使って会場へ運びます

03

搬入終了後、会場で作業するボランティアの人たちが集まり、挨拶と作業内容を確認。役割分担を決め、数人ずつのグループに分かれて仕分け作業を開始します

04

食品を箱から出して種類ごとに並べていきます。ボランティアの中には学生の頃から参加している人も。「福祉について学ぶ実習で参加したのがきっかけです。その後、児童にかかわる仕事に就こうと公務員になり、就職後も引き続き活動を行っています」(ボランティア・男性)

05

利用者さんに重宝されるお米は3kgずつ小分けにし、こども一人につき1袋配付します。「このボランティアには、これまで数回参加していますが、ここで作業するのが楽しみです」(ボランティア・女性)

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ファミマフードドライブ等で寄付された食品が並ぶ机。こどもに人気のお菓子から栄養ドリンク、ベビーフードに至るまで幅広い食品が集まりました。「今日は何があるかなと、こどもたちにとって選ぶ楽しさがあるのも大きな魅力だと思います」(鈴木さん)

07

仕分け作業が完了。事前登録により来場者の家族数やこどもの人数を把握し、利用者の数と食品の数を確認。「1人〇個、1世帯〇個」の注意書きを貼り付けます。準備に手間はかかりますが、食品を余らせることなく、かつ、公平に配付するための工夫です

08

いよいよ配付会がスタート。開催を重ねるごとにこども連れで足を運ぶ利用者さんが増えており、「安心して来てくれるのがうれしい」と鈴木さん。配付会は利用者さんと直接触れ合い、会話ができる機会なので、鈴木さんやボランティアの人たちにとって、とても楽しい時間だと言います

来場者の声

コメント1

フードパントリーは、区の施設でチラシを見て知りました。定期的に利用させてもらっていて、すごく助かっています。ファミリーマートにも回収ボックスがあるのを見て身近に感じていました。ファミリーマートから届く商品はいろいろ選べてうれしいです。(40代・女性)

コメント2

物価高で野菜などの価格も高いので、こういった機会はとてもありがたいです。小学生のこどもも喜んで配付会についてきます。ふだん手に取れないお菓子などもいただけて助かります。(40代・女性)

コメント3

自分では買わない商品がたくさんあるので配付会が楽しみです。自宅の近くのファミリーマートでもファミマフードドライブのボックスがあって、すばらしい活動だなと感じています。いつもお世話になっています。(40代・女性)

コメント4

贈答用のものだったのか、今日は、調味料やお茶などもいただけました。ここでいただけるものは、あまり見たことがない食品も多く、自宅にいるこどもは、楽しみに待っています。(50代・女性)

配付会を終えて

今回も食品をご支援くださった地域の皆さま、企業さま、中間支援団体の埼玉フードパントリーネットワークさま、そしてボランティアの皆さんの力を合わせて無事に終えることができました。配付会に来る方たちは本当に頑張って子育てをしています。少しでもそのお役に立ちたいという、おせっかいな気持ちが私たちのボランティア活動を支えています。今後も必要な人にこの活動が届きますよう、どうぞよろしくお願いします。(鈴木さん)

参加者の皆さま

地域に根差したファミリーマートらしい取り組みとしてさらなる拡充を目指します

ファミマフードドライブは、本活動に賛同する加盟店、寄付のためにファミリーマートへご来店してくださる方、そして協力パートナーの皆さまという思いやりのリレーによってつながっています。

今回は、フードパントリーにおいて、食品を役立てていただく一例をご紹介しましたが、ファミマフードドライブで寄付された食品は、フードパントリーのみならず、こども食堂、病気で働けない方やひとり親家庭への支援など、全国でさまざまな食支援に活用されています。

今後もこの活動をさらに広げていくため、実施店舗の拡大に努めるとともに、ファミマフードドライブを多くの方に知っていただきたいです。ご家庭で食べきることができず、余らせてしまいそうな食品があれば「ファミリーマートへ持って行こう」と、皆さんの生活習慣をちょっとだけ"いいこと"に変える、行動変容のきっかけにできればと考えています。  

大橋 結実子

マーケティング本部 サステナビリティ推進部 CSR推進グループマネジャー

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