加盟検討から開店までの道のりと、経営について日本全国のオーナーにインタビュー。
当社は1968年設立で、OA機器・IT商品の販売とそれに附随するサービスを展開してきました。先代が創業して以来、ずっとBtoBの事業を営んできましたが、変化の激しいこの時代ですから、常に新規事業は探しており、ある時、新聞で目に留まったのが、ファミリーマートのオフィスコンビニ(オフィスファミマ)だったのです。
これは面白そうだとファミリーマートに連絡をするも、オフィスファミマではFC展開は行っておらず一度は断念しましたが、その後、知人の紹介により再度縁あって、コンビニ事業で話を聞くことになりました。詳しく聞いてみると、ファミリーマートでは法人加盟を推進していること、また、複数店経営によるメリットとリスクもしっかり包み隠さず教えてくれました。全国の法人の事例を示してくれたのも分かりやすく、大きな決め手となりました。
それまでコンビニのFCモデルは全く知らなかったのですが、教育体制、初期コスト、ランニングコスト、集客、全てが明確になっていたので、経営者として決断しやすかったですね。それとなんといっても魅力に感じたのは、社会貢献性です。あの震災の時もみんなが頼ったのがコンビニ。改めて「今の時代に、なくてはならない地域のインフラ」であることを強く実感していました。
当社の企業理念も地域への社会貢献ですから、このBtoCのビジネスなら新しい事業の柱として福島にもっと貢献できると確信したんです。コンビニエンス事業を始めるにあたっては、社員と一緒に目標は考えましたが、やり方は社員に任せて自由にやってもらいました。実際の仕事はファミリーマートの教育体制があるので安心。ですから、社員を心から信頼して思い切って任せることが大事なんです。
現在、加盟から約3年で5店舗を展開。地域密着が実を結び、想定よりもハイペースできています。「コンビニ事業が伸びているぞ」と社内でも話題になり、切磋琢磨して他事業にもいい刺激になっているんですよ(笑)。ファミリーマート事業が会社の総売上高の約3割までに成長し、企業としても売上インパクトが大きくなっています。
採用や雇用の維持に繋がることも大きな収穫でした。例えば、女性が育児を経て時短で職場復帰したい場合、定年退職後の人が働きたい場合など、会社の雇用を守ることはもちろん、地域の人にも働く場を提供できています。お客さまからは「スタッフが明るくてテキパキしていて、品揃えもいいね」という声を聞くこともあり、大きな喜びです。今年で設立50周年、次の70周年に向けてファミリーマートを10店舗にし、地域に根ざして貢献していきたいですね。
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