あなたと、コンビに、FamilyMart

2009年05月07日
社会・環境

ファミリーマートは改正食品リサイクル法の
「再生利用事業計画」認定を受け
積み替えによる、効率的な食品循環リサイクル・ループの取り組みを開始

 株式会社ファミリーマート(本社:東京都豊島区)は、中食メーカー2社と飼料製造者・利用者2社と共に、食品リサイクル法に基づく食品リサイクル・ループの構築を行う「再生利用事業計画」を農林水産省、環境省、経済産業省の3省に対し申請をしておりましたが、3月25日(水)に認定を受け、5月1日(金)より、東京都内のファミリーマートにて積替えによる、効率的なリサイクル・ループの取り組みを開始しましたのでお知らせいたします。

■リキッドフィーディングによるリサイクル・ループの構築
 ファミリーマートは、2008年4月1日より、「リキッドフィーディング」による液体飼料化リサイクルに取り組んでまいりました。この取り組みは、東京7区内のファミリーマート約120店舗と中食メーカー2社8工場から出る食品循環資源を回収してリサイクルするものです。(※1)

■市区町村を超えたリサイクルの取組みが可能に!
 このたび、この仕組みに、食品循環資源の回収・運搬工程で、積み替えの中継拠点を設置し、まとめて飼料製造・養豚業者へ搬入することを加えて、「再生利用事業計画」の認定を受けました。これにより、廃棄物処理法の特例を受け収集方法に関して市区町村からの許可が不要になります。これまでの東京7区だけではなく、行政区域を越えた、広範囲で大規模な食品循環リサイクル・ループの構築が可能となり、同時に店舗の回収コスト、Co2削減等の効果も期待できます。まずは、東京都下の八王子市から参加店舗を拡大してまいります。

■液体飼料で飼育した豚を、中食商品として販売。
 また、この液体飼料で飼育した豚を、ファミリーマートの弁当等の中食商品として加工、製造し、店舗にて定期的に商品を販売してまいります。これにより、「食品循環資源⇒液体飼料化⇒飼育⇒製造・加工⇒店舗による商品販売⇒食品循環資源⇒液体飼料化・・・」というリサイクル・ループが完成いたします。

 ファミリーマートでは、このたびの食品リサイクルの取り組みをはじめ、地球環境保全への取り組みを積極的に推進しており、“あなたと、コンビに、ファミリーマート”のスローガンのもと、お客さまとの家族のようなお付き合いを通して、気軽にこころの豊かさを感じていただけるコンビニエンスストアを目指し、“ファミリーマートらしさ”を追求してまいります。
以上

※1「リキッドフィーディング」とは、食品循環資源を活用した液体飼料を使った給餌システムで、衛生的に飼料化を実施するため豚への給餌効率が極めて高く、乳飲料を主な原料として液体状態で飼料化を行うことから、飼料化工程上のエネルギー消費が極小で済むことが特徴として挙げられます。ファミリーマートのリサイクル・ループは、飼料製造・養豚業者の有限会社ブライトピック千葉(千葉県旭市)、株式会社エコ・フード(千葉県匝瑳市)、一般廃棄物収集運搬業の株式会社明和運輸(東京都足立区)と共同で行っています。

<参考資料2>
ファミリーマートの食品リサイクルの取り組み

1999年   「生ゴミ回収リサイクルシステム」の導入開始(一部地域より順次)
1999年   店内調理のフライヤー商品を調理した後に出る廃食用油をリサイクルする「廃食用油回収リサイクルシステム」を順次導入開始。
2002年   直営店を対象に食品廃棄物を店舗のバックヤードで一時加工できる「生ゴミ処理機」を導入開始。
2008年   都内のファミリーマート店舗から出る食品残渣を回収した「リキッドフィーディングによる液体飼料化リサイクル」の導入開始。

【リサイクルシステム参加店舗・地域】(2009年2月末現在)
821店 ※リキッドフィーディングによるリサイクル参加店舗約120店舗を含む

ファミリーマートの社会・環境活動

ニュースリリース2009年

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