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「ファミリーマート ありがとうの手紙コンテスト」15周年記念特別授業

池上彰審査員長が小学校で特別授業を開催

小学生を対象に、2009年から毎年開催している「ファミリーマート ありがとうの手紙コンテスト」は、2023年で第15回を迎えました。これを記念して、第1回より審査員長を務める池上彰氏が、2024年1月16日に平塚市立金目小学校(神奈川県)を訪れ、「ありがとうの気持ちを伝えることの大切さ」をテーマに特別授業を行いました。この授業を平塚市立金目小学校で開催したのは、同校が参加校の中で唯一の15年連続連応募校だったからです。

池上氏は、これまで世界の約90の国・地域を取材した自身の経験から、危険な地域に住む人たちの暮らしや学校に通えないこどもがいること、そんな環境の中、教育の機会を得て大学に行き、先生になった人の話などから、「教育で得た知識は人に盗まれることのない財産」であり、みんなが平等に学校で知識という財産を積み上げているのは、とても素敵なことだと語りました。「当たり前のように小学校で勉強ができること」はありがたいことであり、当たり前の日常を支えてくれている人たちへ感謝する気持ちをこれからも大切にほしいと話しました。

授業の終わりに設けた質問コーナーでは、サッカーをしている児童から「サッカーに“ありがとう”って言いたいけれど、どう伝えたらいいのかわかりません」という質問が寄せられました。これに対し池上氏は「いい質問だね」と笑顔を浮かべ、まずは“なぜサッカーができるのか”考えてみることをすすめました。チームの仲間や対戦相手、家族、ゴールポストやピッチを整えてくれる人など、「『サッカーにありがとう』」と言うためには、「『サッカーができる条件を作ってくれる人たちにありがとう』」と言えばいいのではないか」とアドバイスされました。

会場となった体育館で児童に語りかける池上氏
3年生から6年生までの児童約250名と保護者が参加

授業をされた池上彰審員長より

「今回は「ありがとう」について、どうこどもたちに伝えようかとても悩みましたが「ありがとう」とは、どういう時に言うんだろうかと思い、話をしました。世の中には、どんな人がいてこの社会が成り立っているのかを知るきっかけにし、自分の身のまわりのことに対する気づきの機会となれば幸いです。」

特別授業の受講者に聞きました

児童

今まで知ろうとしていなかった知らないことを池上彰さんに教えていただき、これから役に立つと思いましたし、当たり前ってないんだと思いました。この世のすべてに「ありがとう」と伝えたいです。

児童

ふだん当たり前に使えている物(鉛筆、消しゴム)などに「ありがとう」と伝えたいと思いました。または、それを買ってくれる親に「ありがとう」と伝えたいと思いました。

児童

改めて「ありがとう」という気持ちを大切にしていこう、口にしようと思いました。そして教育の大切さ、学校の大切さも教えていただき、ありがとうございました。

教職員

学校でも「いろいろなことが当たり前にあることではない」と伝えていますが、実体験を元にした池上さんのお話を聞くことで、“本当のことなんだな”と感じる子がいたと思います。授業後には「40個のありがとうを思いついたよ!」とこどもたちが話していました。

保護者

我が子が夢中で池上さんの授業を聞いている姿を見て、とてもうれしく思いました。一言一言わかりやすく、大人の私も勉強になりました。

保護者

教養はこどもたちにとってお金と違って減ることのない、貴重なもの。教育を受けることのありがたさ。教育(知識)は盗まれることのない「財産」であるというお話が印象に残りました。

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