ファミリーマートは、木材由来の新素材「セルロースナノファイバー」を配合した「バット(番重)」と呼ばれる配送用トレイの実証実験を、2025年8月から半年間、静岡県内の約80店舗で開始します。耐久性などを確かめて、ドライバーの作業負担の軽減や、トラックの積載効率向上につなげていきます。セルロースナノファイバーの実証実験を小売業で行うのは初めてです。
セルロースナノファイバーは、植物の主成分であるセルロースを、ナノ(1ナノは10億分の1)メートルサイズまでほぐして作った繊維状の物質です。鋼鉄の5分の1の軽さで5倍の強度を持ち、熱で膨張しにくいなどの特長を持っています。
植物由来のため、製造時に発生するCO2を減らすことができるだけなく、リサイクルのしやすさにも優れています。石油由来のプラスチック使用量の削減にもつながります。
将来的には、新素材の特性を活かし、バット(番重)を15%以上軽量化・薄型化することを目指すほか、様々な物流資材への活用も検討していきます。
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