持続可能な資源利用と環境汚染の防止
環境対応としてプラスチックに係る資源循環の重要性が高まっています。ファミリーマートは、天然資源をはじめとした原材料の使用削減と効率的な利用に加え、廃棄物の発生抑制・削減および再生利用により、サプライチェーンを通じて環境汚染の防止に取り組んでいます。
「ファミマecoビジョン2050」(環境の中長期目標)
持続可能な社会の実現のために2030年および2050年までの環境の中長期目標として「ファミマecoビジョン2050」を策定し目標達成に向けた取り組みを進めています。「ファミマecoビジョン2050」では、「温室効果ガス(CO₂排出量)の削減」「プラスチック対策」「食品ロスの削減」の3つのテーマの数値目標を設定し、目標達成に向けて取り組んでいます。
オリジナル商品の容器包装に
環境配慮型素材を使用
【取組内容】容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を進めます。
オリジナル商品のほか、レジ袋へのバイオマス配合なども進めることで、用度品を含めた環境配慮型素材の使用割合は2030年までに70%を目指します。
「ファミマのエコパケ」とは?
ファミリーマートでは、商品のパッケージについてより環境への負荷低減を図るために、プラスチックのパッケージを軽くする、紙に変更する、環境に配慮した素材を使用する等といった取り組みを「ファミマのエコパケ」として、第27弾(2024年11月時点)まで進めています。
フィルムの厚みを約14%薄くし、バイオマスプラスチック※を一部使用しています。これにより石化由来プラスチック使用量をカテゴリー全体で年間約30トン削減見込みです。(2023年度対比)
※)植物など再生可能な有機資源が原料
使用済みペットボトルからリサイクルした再生PET※を100%使用したリサイクルペットボトル(ボトルtoボトル)により、石油から新たに作られるペットボトルを年間約1億6,000万本分削減できる見込みです。
※)使用済みペットボトルをリサイクルしたPET
「ファミマルKITCHEN」のスープの容器本体を順次紙製に変更し、年間約170トンのプラスチック使用量削減見込みです。(2023年度対比)
第2弾
バイオマスプラスチックを配合した容器や、一部商品で生分解性プラスチックを使用し、年間約900トンの石油系プラスチック使用量削減見込み。
第8弾
素材の一部にバイオマスプラスチックを配合し、年間約70トンの石油系プラスチック使用量削減見込み。
第7弾・第14弾
軽量化および、使用済みペットボトルからリサイクルした再生PETを100%使用したリサイクルペットボトル(ボトルtoボトル)に切り替え。石油から新規に製造されるプラスチック使用量は年間約1,040トン削減見込み。
第19弾
パンのパッケージフィルムを薄くして軽量化し、年間約225トンの石油系プラスチック使用量削減見込み。
第21弾
容器を薄くすることで軽量化、素材の一部にバイオマスプラスチックを配合。容器を白色に変更し、石油由来のインクの使用量を削減。年間約93トンの石油系プラスチック使用量削減見込み。
第24弾
定番人気のシュークリームのパッケージフィルムを薄くして軽量化し、素材の一部にバイオマスプラスチック配合。年間約16トンの石油系プラスチック使用量削減見込み。
2030年までに石油からできたプラスチック使用量を2019年対比で半分に減らす目標を立てています。そのため、スプーンなどのプラスチック製品を環境に配慮した素材に変えたり、配布量抑制のため、お客さまに店舗でのお声がけを実施しています。
プラスチック使用量の削減を目的に、店頭でのプラスチック製フォークの提供を原則取りやめています。ただし、フォークを希望されるお客さまには代わりに竹箸を提供し、箸に不慣れなお客さまなどにはフォークの提供を継続するなど、お客さまの利便性を損なわないように配慮した上での対応を行っています。
プラスチック使用量の削減を目的に、プラスチック製スプーン・フォーク・ストローの有料化を一部直営店舗で実施しています。実施店ではスプーン・フォーク・ストローの提供数の合計が実施前に比較して78%削減されました。
持ち手の部分を穴の開いたデザインにし、プラスチックの使用量を従来品よりも約12%削減。
本体を木製化するだけでなく、外装も紙製に変更し1本あたり0.9gのプラスチック使用量を削減。
植物を原料にしたバイオマスプラスチックを5%配合したストローを全店舗にて展開。
人気のフラッペストローにもバイオマスプラスチックを5%配合したストローを展開。
プラスチック使用量削減のためストロータイプのクッキー「コロネクッキー」を販売。(※販売は終了)
海洋プラスチックごみを原材料の一部に使用した買い物かご
海洋プラスチックごみを原材料の一部に使用したボックス
カップ・蓋一体型の完全紙カップ導入実験の実施。
ファミリーマートは、環境への配慮や資源の有効活用のために、原材料の無駄を減らしたり、ゴミを減らしたり、リサイクルしたりすることで、環境への影響を抑えています。プラスチックの使用を減らすために、容器や包装を改善したり、環境に配慮した素材を使うよう、今後も取り組んでまいります。