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ファミリーマートではこれまでも容器へのバイオマスの配合や商品包装の薄肉化・軽量化、お客さまのご協力による使用の抑制など様々な方法でプラスチックの削減に取り組んで参りました。
2022年4月、プラスチック資源循環促進法の施行に伴い、国内のプラスチックに係る資源循環の重要性が高まっています。プラスチックのライフサイクル全体に関わりのあるすべての皆さまが相互に連携しながらプラスチック使用製品の削減にむけて、環境に配慮した設計、使用量の削減、排出抑制などにさらに取り組むことが求められています。
ファミリーマートはお客様へ配布するスプーン、ストロー、マドラーのプラスチック使用量削減に向けて、「2019年度対比2030年度までに石油由来のプラスチック使用量を50%削減」を目標として取り組んで参ります。また、店舗でのお声がけ等を行い、配布の抑制にも努めて参りますのでお客さまのご理解・ご協力をよろしくお願い致します。
■プラスチック使用製品の環境に配慮した設計
①軽量化
②代替素材(木製等)使用
③バイオマスプラスチック配合
④生分解性プラスチック使用
ストロー(長)
導入年月:2019年11月 | 紙パック飲料等を購入された時にお渡ししている曲がるストローの素材をバイオマス配合素材に変更しました。 | |
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環境対応:③バイオマス配合 | ||
導入対象店:全店舗 |
ストロー(短)
導入年月:2019年11月 | 紙パック飲料等を購入された時にお渡ししているストローの素材をバイオマス配合素材に変更しました。 | |
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環境対応:③バイオマス配合 | ||
導入対象店:全店舗 |
ファミマカフェ用ストロー
導入年月:2019年11月 | ファミマカフェのアイスコーヒーにご利用いただくストローの素材をバイオマス配合素材に変更しました。 | |
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環境対応:③バイオマス配合 | ||
導入対象店:全店舗 |
木製のマドラー
導入年月:2020年3月 | カウンターコーヒー用のマドラーを木製に切り替えています。本体を木製にするだけでなく、外装も紙製にしております。 | |
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環境対応:②木製 | ||
導入対象店:全店舗 |
生分解性ストロー
導入年月:2021年5月 | 100%植物由来の原料を使用し、土や川などの自然界に排出された場合、微生物によって最終的に水と二酸化炭素に分解される素材を使用したストローを導入しました。 紙パック飲料やファミマカフェのアイスコーヒー等にご利用いただけます。 |
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環境対応:④生分解性 | ||
導入対象店:全店舗 ストロー(短)・ファミマカフェ用ストロー・生分解性ストローの選択制※ |
ファミマフラッペ用ストロー
導入年月:2021年6月 | ファミマフラッペを購入された時にご利用いただくストローの素材をバイオマス配合素材に変更しました。 | |
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環境対応:③バイオマス配合 | ||
導入対象店:全店舗 |
軽量化デザインのスプーン
導入年月:2021年4月 | お客様が主に弁当やスープなどを購入された時にお渡ししているスプーンの持ち手部分のデザインを変更して、プラスチック使用量を約12%削減しました。 2021年9月から全国展開。 |
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環境対応:①軽量化 | ||
導入対象店:全店舗 |
生分解性のスプーン
導入年月:2021年6月 | 100%植物由来の原料を使用し、土や川などの自然界に排出された場合、微生物によって最終的に水と二酸化炭素に分解される素材を使用したスプーンを導入しました。 2021年6月からファミマ!!、8月から東北地方導入、2022年3月から関東・福島地方導入。 |
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環境対応:④生分解性 | ||
導入対象店:一部地域 選択制※ |
※選択制:加盟者の希望により導入
2022年4月、ファミマ!!(※)店舗にて販売しているアイスコーヒーのカップを順次プラスチックから紙へ変更し、アイスコーヒー用のストローレスリッドを導入します。プラスチック使用量は年間6t以上削減の見込みです。(2021年度2月~2022年度1月対比)
※「ファミマ!!」は都市型ワーカー向けにオフィス内で展開するファミリーマートのストアブランドです(2022年2月末時点44店を展開)
2022年4月、手巻おむすびの包材フィルムの一部をバイオPP(※1)を使用したフィルムに変更し、東北、関東、中部、北陸地域の店舗から順次導入します。手巻きおむすび全商品の包材フィムルをバイオ素材配合に変更することで、石油系プラスチック使用量は年間約7t削減の見込みです。
マスバランスアプローチ(※2)によるバイオPPフィルムを使用した商品化は日本初の取り組み(※3)となります。
※1 原料として植物などの再生可能な有機資源を使用するポリプロピレンの略称
※2 マスバランスアプローチとは、「原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。
※3 伊藤忠プラスチックス調べ
2021年11月、スープ容器の本体を一体化容器(プラスチック/紙)にするとともに、 蓋の材質・材厚を変更することにより、石油系プラスチックを従来品より1食当たり約15%、 年間約39t削減されます。
2021年8月、直巻おむすびの包材フィルムの薄肉化および、バイオ素材の配合に変更する ことにより、石油系プラスチック使用量は従来品より1個当たり約15%、年間約70t削減されます。
2021年6月、パスタ商品の一部容器を植物などの再生可能な有機資源を原料としたバイオPP(※1)容器に変更しました。マスバランスアプローチ(※2)によるバイオPP容器を使用した商品化は、日本初の取り組みとなります(※3)。さらに、農作や食品業界における廃棄物や残留物、また廃食用油など再生可能な原料を利用し、原料から製品までのトレーサビリティーを確保しています。
※1 原料として植物などの再生可能な有機資源を使用するポリプロピレンの略称。
※2 マスバランスアプローチとは、「原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合 に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。
※3 伊藤忠商事(株)調べ
2020年4月から、サンドイッチのフィルムの厚みを40μから35μに変更し、プラスチック使用量を12.5%削減しました。包材のサイズも小さくすることで、年間約90トン削減されます。
ファミリーマートで販売するサラダ全品の容器(約30種類)は、バイオマスプラスチックなどを使用した環境配慮型容器を使用しています。これにより、従来と比較し、石油系プラスチックが年間約900トン削減されています。
ファミマカフェの環境対応として、カウンターコーヒー用のプラスチックマドラーを木製化するとともに、アイスコーヒーにはストローレスリッドを採用しています。
マドラーの木製化では、1本あたり0.9g、ストローレスリッドでは1個あたり0.2g、合わせて年間約110トンのプラスチック削減を見込んでいます。
使用済みペットボトルからリサイクルした再生PET樹脂100%のリサイクルペットボトル(ボトルtoボトル)を、プライベートブランドである「ファミマル 新潟県 津南の天然水600ml」と「ファミマル 宮崎県 霧島の天然水 600ml」の容器に使用しています。これにより石油から新規に製造されるプラスチック使用量は年間約780トン、製品製造におけるCO2排出量は年間約750トン削減されます(2020年度対比)。
2022年1月、お客様が主にパスタやサラダなどを購入された時にお渡ししているフォークの持ち手部分のデザインを変更して、プラスチック使用量を約8%削減しました。
既に導入済みの穴開きスプーンと合わせると、プラスチック使用量が年間約87t削減されます。
2021年5月、お客様が主に弁当やスープなどを購入された時にお渡ししているスプーンの 持ち手部分のデザインを変更して、プラスチック使用量を約12%削減しました。これにより、 ファミリーマート全体で、プラスチック使用量が年間約65トン削減されます。
おむすびや手巻寿司、サンドイッチ、パンなどのパッケージに使用されている印刷インクを、ライスインク、ボタニカルインク、ベジタブルインクなどの植物由来原料のものに順次切り替えています。
従来のインクと比べ、石油の利用を抑え、CO2換算で約100t削減。環境負荷低減につなげています
ファミリーマートでは、海洋プラスチックごみを原材料の一部に使用した買い物かごを28店舗に設置し、実際にお客さまにご利用していただくとともに、海洋プラスチックごみを原材料の一部として使用することを告知するポスターを店内に掲示することによって、世界的な課題ともなっている海洋ごみ問題の啓発活動に取り組んでいます。
※伊藤忠商事株式会社・テラサイクルジャパン合同会社との共同開発です。
◆買い物かごを導入している店舗
2021年2月~
長崎県 | 対馬厳原大手橋店、壱岐芦辺店、壱岐郷ノ浦東店 |
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福岡県 | ベイサイドプレイス店 |
2021年10月~
東京都 | 大田南馬込六丁目店、いすゞ本社前店 晴海センタービル店、経済産業省店、ダイヤゲート池袋店 パレスサイドビル店、一番町店、ムスブ田町店 伊藤忠ビル店、浜松町ビルディング店、浜松町一丁目店 |
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埼玉県 | 埼玉県庁店、さいたま西堀店 |
千葉県 | 幕張テクノガーデン店、海浜幕張駅北口店 |
新潟県 | 三条鶴田店、三条新保店、三条中新店 三条田島店、三条千把野店、三条大崎店 三条塚野目店、三条代官島店 |
三重県 | 三重県庁店 |
店舗閉鎖時に排出されるカウンター周りの什器のうち、利用可能なものは、整備・再生し、リユース什器として既存店の追加什器や修理代替機として活用しています。利用不可能なものは、解体・分別し機器や資材の原材料(鉄・銅など)としてリサイクルしています。
レジ袋の削減は、容器包装の削減のみならず、CO2の削減にもつながることから、業態特性を考慮した適切な対応が求められてきました。そのような中、2020年7月から省令改正により、小売業でのレジ袋の有料化が義務化されました。ファミリーマートの法改正後のレジ袋辞退率は77%(2020年7月~2021年2月)、年間の辞退率は62.3%と、高い水準を維持しています。
有料化とあわせて、レジ袋削減に向け、お客さまへのお声がけや店頭ポスター掲出による啓発活動を推進してきました。今後もストアスタッフの教育研修やお客さまへのご協力呼びかけにより、一層の削減に取り組みます。