あなたと、コンビに、FamilyMart

2007年07月02日
社会・環境

セーブ・ザ・チルドレン&ファミリーマート国際協力事業
2006年度ネパール教育支援!
「学校教室増築」完了のお知らせ

 株式会社ファミリーマート(本社:東京都豊島区/代表取締役:上田準二)は、子どものための民間の国際援助団体(NGO)社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下SCJ)を介して、2006年度ネパールにおいて、貧困地区での学校教室増築および教育支援を行いました。教室増築工事は、2007年5月末に完了し、子どもたちが新しい教室で学べるようになりました。

■ 夢の掛け橋募金を役立てています

 ファミリーマートでは1993年より店頭設置の募金箱に寄せられたお客様からの善意の募金をSCJへ寄付してまいりました。さらに、2006年4月から新たに開始した「夢の掛け橋募金」において、SCJを含む4つの団体に寄付しております。

■SCJの活動内容

 SCJは、1992年より、ネパールで最も貧しい地域の一つ、インド国境沿いのタライ平野東部のダヌシャ郡で、活動を開始しました。2001年からはマホタリ郡とサプタリ郡を活動地域に加え、二つの現地NGOをパートナーとして、すべての子どもに教育の機会を保障するための諸活動を行なっています。
 今回のネパール教育支援事業を始める前は、カースト制度が根強く残り下位カーストや女子の就学率が低く、2001年時点での小学校就学率は50%程度でした。SCJや現地NGOの活動により、その後の4年間で飛躍的に向上した一方で、教室が不足し、授業が木の下や萱葺屋根の小屋で行なわれる状況も発生していました。
 そこで、ファミリーマートはSCJの活動に賛同するとともに、今回2006年度の募金をSCJに寄付することで、サプタリ郡「シスバ・タルハ公立小学校」と、ダヌシャ郡「ミッサルパティ公立小学校」の教室増築を含む、教育支援事業を実施しました。
 
 ファミリーマートは2004年度にもサプタリ郡ムシャルニヤ公立小学校およびハリプール公立小学校の2校の教室増築で支援しています。
 
 ファミリーマートは、『あなたと、コンビに、ファミリーマート』をスローガンに、お客様に『気軽にこころの豊かさ』を感じていただけるコンビニエンスストアになることを目指し、常に地球環境への配慮を怠らず、安心・安全な生活と夢のある社会の実現に向けて、地域・社会に貢献してまいります。

【事業内容】

事業地:ネパール南東部ダヌシャ郡とサプタリ郡の公立小学校2校

  シスバ・タルハ公立小学校 ミッサルパティ公立小学校
教室数3教室→5教室3教室(簡易)→4教室(鉄筋)
机と椅子の購入64セット追加30セット追加
トイレ数0→2 
井戸0→1 

 この事業は地域住民の積極的参加を核としているため、学校環境の整備という短期的な効果に加えて、長期的な効果も期待できます。

【短期的効果】

  シスバ・タルハ公立小学校 ミッサルパティ公立小学校
教室:児童比率1:128 → 1:541:64 → 1:63

※生徒数が当初の191人から251人に増えたため

【長期的効果】

・教室建設にあたり、住民が材料探しから値段交渉などの細かい過程に参加することで、「自分たちの学校」という意識が生まれ、ひいては就学率の増加に繋がる。
・密集した教室や地べたで勉強するなどの学校環境が理由で、中途退学する子どもがいなくなり、中途退学率が下がる。
・新しく生まれ変わる学校を宣伝して、まだ学校に入学していない子どもたちに入学を促すことにより、就学率が上がる。
・より勉強に適した設備が整うことにより、子どもたちの学習理解が上がり、進級率が上がる。

[事業開始前のミッサルパティ小学校]

[完成したミッサルパティ小学校新校舎]

[シスバ・タルハ小学校新校舎の前で]

以上

ニュースリリース2007年

ページトップへ