あなたと、コンビに、FamilyMart

2022年04月04日
商品

手巻おむすびフィルムの一部を バイオ素材を使用した環境に配慮した包材に変更
~年間約7tの石油系プラスチック削減へ~

 株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は、昨年から取り組んでいる5つのキーワードの1つである「食の安全・安心、地球にもやさしい」に加え、「ファミマecoビジョン2050」の取り組みの一環として、2022年4月5日(火)より、「味付海苔 たまごかけごはん風」121円(税込130円)など、手巻おむすびの包材フィルムの一部をバイオPP(※1)を使用したフィルムに変更し、東北、関東、中部、北陸地域の店舗より順次、導入を開始いたします。

(※1)原料として植物などの再生可能な有機資源を使用するポリプロピレンの略称

 ※画像のパッケージデザインは一部地域にて異なる場合がございます。

■「ファミマecoビジョン2050」プラスチック対策に向けた取り組み、年間約7tの石油系プラスチックを削減

 ファミリーマートは、2020年2月に「ファミマecoビジョン2050」を策定し、持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年及び2050年に向けた中長期目標として、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」、「プラスチック対策」、「食品ロスの削減」の3つのテーマに基づき数値目標を設定しております。

 このたびはその一環として、手巻おむすび全商品の包材フィルムをバイオ素材への配合に変更することにより、年間約7tの石油系プラスチックの削減が見込まれます。 

 マスバランスアプローチによるバイオPPフィルムを使用した商品化は、日本初の取り組み(※)となります。 

 ファミリーマートでは、今後もプラスチックの削減および、バイオPPを使用したフィルムを他の商品に拡充するなど、環境配慮型素材の使用促進を進めてまいります。

(※)伊藤忠プラスチックス調べ

 

<マスバランスアプローチとは>

「原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。」(環境省バイオプラスチック導入ロードマップ)

 ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指してまいります。

以上

【ご参考】

■ファミリーマートの商品におけるプラスチック削減の取り組みについて

 

◆カトラリー集約化

 プラスチックの削減に向けて、店頭で配布しているフォークと先割れスプーンの配布を休止し、カトラリーの取り扱いを集約化してまいります。集約化に先立ち、3月10日(木)から、東京都内10店舗で実証実験を実施して行っております。実証実験は、約1か月を予定しており、店舗オペレーションや売上への影響、お客さまの声などを検証し、今後の実施店舗拡大などを決定してまいります。※実証実験の期間は、延長する可能性がございます。

 今回の実証実験により、箸などの代替品への移行やお客さまのマイカトラリーの利用が促進され、全店で同様の取り組みが実施された場合は、プラスチックの使用量は年間で約260トン削減される見込みです。※フォークのプラスチック使用量は軽量化フォークとの比較となります。

 また、実証実験の実施店舗では、竹製のマイカトラリーセットを販売し、お客さまのマイカトラリー利用促進についても取り組んでまいります。

◆既存の取り組み

 

<軽量化タイプのスプーンとフォークの導入>

 プラスチック使用量の削減を目的に、持ち手の部分を穴の開いたデザインとした軽量化タイプのスプーンとフォークを導入しております。スプーンは、2021年5月から順次導入し、現在全国の店舗で取り扱いしております。フォークは、2022年1月に一部地域から導入を開始し、今夏には全店に取り扱いを拡大する予定です。

 従来品と比較し、スプーンで約12%、フォークで約8%、プラスチックの使用量が削減されており、軽量化前と比較すると、スプーンとフォークの合計で年間約87トンのプラスチックの削減効果が見込まれます。

 

<マドラー本体の木製化、外装を紙製に変更>

 「ファミマカフェ」用のマドラーは、2020年3月以降、本体は木製、外装の袋は紙製に変更しております。変更前と比較して、年間約80トンのプラスチック使用量の削減効果となりました。

◆生分解性プラスチックを使用したカトラリーの導入拡大

 

<スプーン:生分解性プラスチック製スプーンの取り扱い地域を拡大>

 現在、持ち手の部分を穴の開いたデザインとした軽量化スプーンを全店舗で導入しておりますが、東北地方と関東地方の店舗約7,300店では、生分解性プラスチック製スプーンも導入し、各店舗で自由に選択できるようにしております。導入エリアは、今後順次拡大していく予定です。※一部地域では取り扱い状況が異なる場合がございます。

 

<ストロー:全店で生分解性プラスチック製ストローとバイオマス配合のストローの選択制を実施>

 全店舗で、生分解性プラスチック製ストローと、バイオマス5%配合したストローを取り扱いできるようにしており、各店舗で選択できるようにしております。

 

<フォーク:一部店舗で生分解性プラスチック製フォークを取り扱い>

 現在関東の一部店舗で、生分解性プラスチック製フォークを導入しています。該当店舗では、持ち手の部分に穴を開けた軽量化フォークと取り扱いを選択できるようにしております。

◆プラスチック製カトラリーの使用抑制に向けた啓発活動

 

<店舗での啓発用掲示物>

 4月1日(金)から、レジカウンターにて、プラスチック製カトラリーの使用抑制を啓発するための、ファミリーマートオリジナル掲示物を掲示いたします。その他、3月22日(火)からは店内放送、4月1日(金)からはレジ液晶画面でも、啓発のための案内を実施いたします。※一部店舗では異なる場合があります。

 

<啓発メッセージ入りのレジ袋の配布>

 3月29日(火)から全店で、「プラスチック削減のために、スプーン、ストロー等がご不要な方はお申しつけください」の啓発メッセージを記載したレジ袋を、数量限定で配布いたします。環境をイメージした薄いグリーンのレジ袋で、ファミリーマートの環境に関する取り組みを紹介するホームページにつながるQRコードも掲載しております。※店舗により取り扱い状況が異なる場合がございます。

 

<店頭でのお声がけの継続>

 レジ接客時に、スプーン、フォーク、ストローなどのカトラリー類の必要の有無を確認することを、推奨オペレーションとして実施しておりますが、今後も継続して実施してまいります。

◆スープ容器の環境配慮型容器について

 2021年10月から、スープ容器の本体を一体化容器(プラスチック/紙)にするとともに、蓋の材質・材厚を変更。年間約39トンのプラスチック削減効果を見込んでいます。

 

◆直巻おむすびの包材変更について

 2021年8月から、直巻おむすびの包材を、薄肉化および、バイオ素材の配合に変更することで、プラスチック使用量を減らし、年間約70トンのプラスチック削減効果を見込んでいます。

 

◆パスタ容器の環境配慮型容器について

 2021年6月から、パスタ容器を再生可能資源由来のバイオPP容器に変更。2021年10月から、鍋の容器へも拡大しました。

 

◆弁当・寿司の一部容器の紙製容器への変更

 2021年3月から、弁当・寿司の一部容器を紙製容器に変更しております。変更した弁当・寿司の一部容器は、従来のプラスチック製容器を使用した場合と比較して、1 食あたり約 40%のプラスチック使用量の削減を見込んでいます。

■「ファミマecoビジョン2050」の概要

 ファミリーマートは、2020年2月に「ファミマecoビジョン2050」を策定し、持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年及び2050年に向けた中長期目標として、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」、「プラスチック対策」、「食品ロスの削減」の3つのテーマに基づき数値目標を設定しております。

1.温室効果ガスの削減:店舗運営に伴うCO2排出量(1店舗当たり)

・省エネ型機器の導入により、店舗の電気使用量を抑制し、CO2排出の削減を進めます。

【数値目標】 2030年 50%削減、2050年 100%削減(2013年対比)

 

2.プラスチック対策:オリジナル商品の環境配慮型包材・容器の使用割合 

・容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を進めます。

【数値目標】 2030年 60%、2050年 100%

尚、レジ袋等の用度品を含めた環境配慮型素材割合は2030年度までに70%の水準を目指します。

 

3.食品ロスの削減 

・商品の発注精度の向上や容器包装の改良等によるロングライフ化を進めることで、食品ロスの削減を推進します。尚、発生した食品廃棄物は、食品リサイクルループなどの取り組みにより資源の有効活用につなげてまいります。

【数値目標】 2030年 50%削減、2050年 80%削減(2018年対比)

ページトップへ