2025年3月、愛媛県宇和島市にあるファミリーマート宇和島本町追手店で、認知症や高齢の方に、ゆっくりとしたペースで安心して買い物を楽しめる場を提供する「スローショッピング」の取り組みを開催しました。
市内の認知症を患う人たちが利用するグループホームの7人が参加。後ろに並ぶお客さまに急かされることがないように、専用のレジを設けて、ゆっくりと買い物ができる環境を整え、店舗スタッフが商品を選ぶサポートをしました。
参加者からは、「スタッフの優しい声掛けで安心して買い物ができた」、「コンビニを利用したのは初めてだが、若返った気分になった」などのお声をいただきました。
ファミリーマートの「スローショッピング」の取り組みは、2024年7月に鳥取県倉吉市で開催したことをきっかけに、2025年5月現在、鳥取県、大分県、愛媛県の3県で4回開催しています。これまで認知症や高齢の方など24人の方に参加いただいています。今後も、開催店舗や地域を広げていく予定です。
コンビニエンスストアは、スーパーマーケットなどと比べると売場の面積が限られていますが、店舗数も多く、身近な場所にあることも多いため、ご来店される際やお買い物の際の移動の負担が少ない場所です。また、食品や日用品などの生活必需品だけでなく、新商品や話題の商品など、たくさんの商品を品揃えしています。
こうしたコンビニの利点を活かすことで「スローショッピング」の取り組みの普及・浸透に貢献することができます。このような活動を通じて、どなたにとっても便利で利用しやすく、ゆっくり安心して楽しくお買い物ができる場所を目指していきます。
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