あなたと、コンビに、FamilyMart

1999年09月07日
企業情報

<イーネット設立準備委員会幹事企業>株式会社東京三菱銀行 株式会社第一勧業銀行 株式会社さくら銀行 三菱信託銀行株式会社 株式会社ファミリーマート 日本アイ・ビー・エム株式会社 コンビニATM共同出資会社設立 全国のコンビニで、24時間銀行サービスが利用可能

株式会社東京三菱銀行(頭取:岸 曉)、株式会社第一勧業銀行(頭取:杉田力之)、株式会社さくら銀行(頭取:岡田明重)、三菱信託銀行株式会社(社長:内海暎郎)、株式会社ファミリーマート(社長:後藤 茂)、日本アイ・ビー・エム株式会社(社長:北城恪太郎)他19社は、全国の参加コンビニエンスストアの店内で、現金の入出金や振込など金融サービスの利用基盤を提供する新会社「株式会社イーネット(以下、イーネット)」を9月17日(金)付で設立致します。

イーネットはATM(現金自動預金払出機)の設置、およびATMの運用に付随する業務の受託を目的に設立され、これにより参加銀行のお客様(キャッシュカードホルダー)は、全国の参加コンビニエンスストアの店内に設置される多機能ATMで、最大365日・24時間、現金の入手金、振込などの銀行サービスを利用いただけるようになります。またイーネットでは、参加各行が提供する定期預金作成、クレジットカードのキャッシング、将来的には投資信託、ICカード取引等についてもサポートしていく計画であり、多様な金融サービスをコンビニエンスストアでご利用いただける可能性が広がります。

(注)
・尚、非参加銀行カードでも、出金・残高照会のお取引が御利用いただけます。
・参加銀行の利用可能時間帯及びお取引できるサービスの内容は、銀行により異なることがございます。

イーネットは、本年10月から東京、神奈川、静岡のコンビニエンスストア234店舗でサービスを開始 いたします。平成13年春を目処に全国約5,000店舗への展開を目指し、その後も利用状況に応じて利用可能 店舗数を拡大していく予定です。イーネットの資本金は8億6千万円、社長は日本アイ・ビー・エム株式会社 から上岡隆之が就任する予定です。

イーネット参加各行は、独自に店舗を開設することなく、全国の参加コンビニエンスストアを通じて、 お客様との接点を飛躍的に拡大し、24時間対応等お取扱時間にも柔軟な対応を行なうことで、 リテール(小口金融取引)取引の強化に役立てることが可能です。また、多数の銀行による共同利用と イーネットへの事務の委託(アウトソーシング)により、低コストでの運営が可能となります。

以上の趣旨からも、イーネットはオープンスキームとして幅広い金融機関の参加を募っていく予定です。

イーネット参加の各コンビニエンスストアは、多様な金融サービスを店内で気軽に利用できるATM を導入することで、集客力の強化と収益力の向上等を期待できます。さらに。全国均一サービスを前提 とするコンビニエンスストアにとって、より多くの拠点に、より低コストでATMを導入できる本サービス を活用することは大きな意義があります。

イーネットでは、ATMの設置、保守、管理を始めとする情報システム面での業務は日本アイ・ビー・エム 株式会社に委託し、現金輸送、補填、ATM機械警備等については、セコム株式会社(社長:杉町壽孝) 他に委託します。

イーネットが採用するATMは、日本アイ・ビー・エム株式会社が開発した多機能マルチメディア端末 ソフトを搭載しております。参加コンビニエンスストア各店舗に設置するATMとオペレーション・センター (ATMOC)の間、ATMOCと各行の勘定系システムの間は、高いセキュリティの専用線で接続します。 また、コンテンツはWebの技術を採用して作成するため、どのATMからでもどの銀行のサービスでも同じ操作 環境で利用できます。さらに、ATMOC内のWebサーバーは参加各行個別に構築し、銀行取引プロトコル であるGold Message Standardを採用しているので、将来のサービスの拡張にも各行毎に柔軟に対応できます。

以上

ニュースリリース1999年

ページトップへ