株式会社ファミリーマート(本社:東京都豊島区)は、2004年2月から、ファミリーマート店舗への配送車にハイブリッドトラックを導入いたします。
株式会社ファミリーマートは、店舗への配送車に関する環境対策への取り組みの一環として、1998年8月より、CO、NOx、HCなどの排出ガス削減効果の高いCNG車を導入してまいりました。
しかしながら、CNG車は、営業展開するスタンドが非常に少ないこと、また1回のガス充填で可能な走行距離が短いことなどの点から、導入は関東を中心とする地区にとどまり、全国への拡大の進捗が課題となっておりました。
先般、トヨタ自動車株式会社より、平成17年排出ガス規制を見据えた、小型トラックとしては世界初のハイブリッド車が発売されたことにより、スタンドをはじめとする諸問題が解決することで、全国への円滑な導入が可能となる状況になりました。また、燃費効率の向上により、更なるCO2の削減効果も期待できる見込みです。
今般、株式会社ファミリーマートが導入するトヨタ自動車株式会社のハイブリッドトラックは、2室式冷蔵仕様の温度管理機能を備え、早朝、深夜配送時の防音対策としてサイドドアにイージークローザーを追加したコンビニエンスストア店舗への配送車として特別仕様を施すものです。
株式会社ファミリーマートは、前述のトヨタ自動車株式会社に加え、配送車の運行を担当するファミリーコーポレーション株式会社、安全管理面を検証する東京海上火災保険株式会社の協力も得て、ハイブリッド配送車のモニター車を2004年2月から稼働させ、検証を行い、その有効性を確認したうえで、2004年には100台、2005年以降は年間250〜300台のハイブリッド配送車を新規に導入し、2012年には、すべての配送車について、ハイブリッド車への切替を完了する予定です。
株式会社ファミリーマートは、お客様や地域社会から支持されるコンビニエンスストアを目指して、これからも環境に配慮した取り組みを続けてまいります。
以上