あなたと、コンビに、FamilyMart

2006年01月01日
企業情報

2006年 新年年頭のご挨拶
株式会社ファミリーマート代表取締役社長 上田準二

 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

【2005年概況】

 2005年は企業の好業績など景気の回復を示す指標の多い中でも、年金・社会保障等将来設計への不安もあり消費者の購買意欲はなかなか高まらず、小売業界は全般的に厳しい環境が続きました。コンビニエンスストア業界においては、生鮮食品や100円ショップに代表されるように、各社新しいビジネスモデルを模索するかのような動きや一部飲料の値下げ販売の開始などが注目を集めた年でした。
 そのような中、ファミリーマートは「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のスローガンのもと、ホスピタリティを全店舗で実現し、お客様に「気軽にこころの豊さ」を感じていただける「ファミリーマートらしさ」を追求した店舗づくり・商品開発に注力してまいりました。
 出店に関しましても、国内におきましては4県(島根・長野・新潟・秋田)の新地域への出店を進め、国内でのネットワークをさらに強固なものにすると共に、既存地域の出店も引続き強化し、過去最高水準での出店を実現いたしました。
 海外に目を向けますと、日本発の新たなグローバルスタンダードを確立すべく7月には念願のアメリカへの出店を果たしました。また、アジア各国の店舗展開をより盤石なものにし、全世界でのファミリーマートチェーン総店舗数は12000店を超えました。
 このような取り組みの結果、2005年は厳しい消費環境の中でも、店舗の質・量ともに、グローバル20000店体制への足固めができた年だと考えております。

【2006年に向けて】
■ 創立25周年を機に、さらに気を引き締め第2次構造改革をスタートさせる。

 2006年は、経済環境もよりプラスに転じていくことと思いますが、消費環境には楽観視しておりません。時代の変化、お客様のニーズにきちんと対応した、本当に価値のあるものだけが消費されていくだろうと考えているからです。
 このような中で、2006年ファミリーマートは創立25周年を迎えます。私たちはこれまで、組織・制度・業務・コスト構造・意識改革の5大構造改革を進め、着実に成果を上げてきました。そして、この25周年という節目の年を迎え、2006年を第2次構造改革のスタートの年と改めて位置づけ、企業体質をより強固なものにしていきます。
 さらにコンビニエンスストア各チェーン間の競争のみならず、外食チェーン・スーパー・ディスカウンターなど他業態との戦いに勝ち残るためには、ファミリーマートの売場を地域のお客様のニーズ・環境に合わせ、いかに魅力的なものにしていくかが勝負の分かれ道と考えております。そのために、今までの延長線上の発想ではなく、できないと理由を考える前にどうしたら出来るかを常に考え、行動に移してまいります。
 そういう意味でも、この2006年に、あらためて「ファミリーマートらしさ」にこだわり、商品開発・店舗運営・店舗開発などすべての面で個店・個店の売場に具現化してまいります。

■<店舗運営>「小売はお祭だ!」の精神で、お客様に楽しさやウキウキ感を提供。

 店舗運営面では、難しいことは言わずに、まずはこれまで通り「S&QC」にホスピタリティを加えた店舗づくりを続けてまいります。その上で、どうすればお客様に、楽しさやウキウキ感、癒しや満足感を提供し続けられるかを追求し、加盟店・本部の「戦闘力」をこれまで以上に高め、「小売はお祭だ!」の精神を店舗で実現してまいります。
 2006年は、ファミリーマートが地道に積み上げ続けている小売業の基本「S&QC+ホスピタリティ」が花開き、ジャンプアップできる年にしたいと考えております。

■<商品開発>3つのマーケティングのさらなる推進と、新機軸の商品展開も視野に。

 商品開発面におきましては、これまで進めて参りましたジェネレーション・プライス・リージョナルの3つのマーケティングを引続き推進してまいります。
 特に、ジェネレーションマーケティングとして、2007年に訪れる団塊の世代のライフスタイル変化にいち早く対応するために、中高年のお客様に支持される商品・サービスの開発に拍車を掛けてまいります。
 さらに、多くのお客様から支持を得ている「包み仕立て」や「過熱蒸気製法」に代表されるように、他社が絶対真似のできない製法・技術の開発にこだわり、幅広い顧客層に受け入れられる「ファミリーマートらしい」商品を提供していきます。
 また、既存のファミリーマート店舗における生鮮食品など新機軸のカテゴリーの本格展開も視野に入れ、地域のお客様のニーズにあった品揃えを個店レベルでさらに強化することで、加盟店利益の向上に繋げてまいります。

■<店舗展開>過去最高の出店で、日本全都道府県への出店を完了。

 店舗展開に関しましても、国内において青森県、北海道への進出を果たし、いよいよ日本全国にファミリーマートのフラッグを掲げ、全国のお客様にファミリーマートの商品、サービスをご提供できるようになります。既存地域においても、2006年も過去最高の出店を計画し、さらにドミナントを強化してまいります。
 また、海外におきましても、2006年は国内店舗数と海外店舗数が拮抗し、世界のファミリーマートとして環太平洋の数多くのお客様にファミリーマートをご利用いただけることとなるでしょう。2009年2月期、グローバル20000店体制へ向け、今年も確実に歩んでいきたいと思っております。

 2006年の干支は「丙戊」です。この両方の文字に象徴されるように、勢いよく限界まで力を発揮し、そして実り多き年にすべく邁進してまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

以上

2006年元旦
株式会社ファミリーマート代表取締役社長
上田 準二

ニュースリリース2006年

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