あなたと、コンビに、FamilyMart

2008年03月28日
社会・環境

ファミリーマートがリキッドフィーディングによる
液体飼料化リサイクルへの取り組み開始

 株式会社ファミリーマート(本社:東京都豊島区)は、飼料製造・養豚業者の有限会社エコ・フードシステム、有限会社ブライトピック千葉、一般廃棄物収集運搬業の株式会社明和運輸、取引先3社7工場と共同で、東京都内約110店舗の食品残渣(ざんさ)(※参考1)を回収し、液体飼料化する『リキッドフィーディングによる液体飼料化リサイクル』の取り組みを4月1日(火)より開始いたします。

■食品残渣を活用した液体飼料化リサイクル

 「リキッドフィーディング」(※参考2)とは、食品残渣を活用した液状飼料を使った給餌システムで、衛生的に飼料化を実施するため豚への給餌効率が極めて高く、乳飲料を主な原料として液体状態で飼料化を行うことから、飼料化工程上のエネルギー消費が極小で済むことが特徴として挙げられます。
ファミリーマートは、2006年に、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区)と提携をして、日本の「リキッドフィーディング」の技術では先駆者であるエコ・フードシステムと千葉県内の10店舗を対象に、子豚50頭に対して「リキッドフィーディング」による飼料化リサイクルの実験を4ヶ月間実施いたしました。良好な結果を得られたことを受け、この度、東京都内のファミリーマート約110店舗で開始することとなりました。
 また、今回より、エコ・フードシステムのパートナー企業として、リキッドフィーディングでは日本で最大の養豚業者ブライトピック千葉とも液体飼料化リサイクルの取り組みを開始いたします。

■取引先にもご協力いただきます

  また、ファミリーマートの店舗から出た食品残渣だけでなく、ファミリーマートの弁当、惣菜、調理パンなどの製造を担当している取引先トオカツフーズ株式会社、戸田フーズ株式会社、デザートの製造を担当している取引先株式会社デザートランドの3社にもご協力いただき、合計7工場から出る食品残渣についても、『リキッドフィーディングによる液体飼料化リサイクル』を実施してまいります。

■液体飼料化リサイクルの流れ

 ファミリーマート東京都内約110店舗の販売期限切れの食品残渣を明和運輸が保冷車輌で回収し、エコ・フードシステム、ブライトピック千葉の飼料化工場にそれぞれに運び、エコ・フードシステム、プライドピックの自社の養豚農場の豚へ給餌を行います。
また、同時にトオカツフーズ、戸田フーズ、デザートランドの7工場の食品残渣も「エコ・フードシステム」が収集し液体飼料化リサイクル工場に運ばれ同様に飼料化され養豚農場の豚へ給餌されます。

 今後はリサイクル対象店舗、取引先の順次拡大を図り、また調製したリサイクル飼料と最終出来上がりの豚肉については、リサイクルスキームの効率性や安全性についてさらに細かく調査し、店舗で販売される中食商品等の素材として活用するリサイクルループ構築に向けて実験、検討してまいります。
 
 ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」をスローガンにしております。お客様の気持ちにさらに近づくために、常に「あなたの家族になりたい」という気持ちをもって、「ファミリーマートらしさ」を追求してまいります。

【ファミリーマートの食品リサイクルの取り組み】

1999年 「生ゴミ回収リサイクルシステム」の導入開始(一部地域より順次)
1999年 店内調理のフライヤー商品を調理した後に出る廃食用油をリサイクルする「廃食用油回収リサイクルシステム」を順次導入開始。
2002年 直営店を対象に食品廃棄物を店舗のバックヤードで一時加工できる「生ゴミ処理機」を導入開始。

(※参考1)残渣…穀物・豆類などの廃棄かす・醸造かす、魚腸骨その他の食品廃棄物。
(※参考2)リキッドフィーディングは、国による迅速に普及すべき技術の一つとして選定さています。

【リサイクル提携企業】
有限会社エコ・フードシステム(本社:千葉県匝瑳市川辺208-1 代表者:熱田 正行)
有限会社ブライトピック千葉(住所:千葉県旭市三川14834 代表者:志澤 勝)
 
【一般廃棄物収集運搬業者】
株式会社明和運輸(本社:東京都足立区宮城1-6-12 代表者:宇田川 留美子)
 
【食品工場取引先】
トオカツフーズ株式会社 (本社:横浜市港北区日吉7-15-14)
戸田フーズ株式会社(本社:埼玉県戸田市氷川町3-7-8)
株式会社デザートランド(本社:神奈川県横浜市港北区新羽町2099)

以上

ニュースリリース2008年

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