2011年01月01日
企業情報

2011年 新年のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。
いつもファミリーマートをご愛顧いただきまして、まことに有難く厚く御礼申し上げます。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

株式会社ファミリーマートは1981年に創立し、今年で30周年を迎えました。この30年間を振り返りますと、日本国内では47都道府県全てに出店し、昨年はエーエム・ピーエム・ジャパンを合併、およそ8,000店の店舗網を構築しました。一方で海外においても、1988年の台湾を皮切りに、韓国、タイ、中国、アメリカ、ベトナムと進出を果たし、現在では9,000店超、国内外あわせて1万7,000店を超え、日本発祥のコンビニエンスストアとしては最大の規模にまで成長することができました。これもひとえに、お客さまをはじめとする関係各位のご支持、ご協力の賜物でございます。この場をお借りして御礼申し上げます。

当社の創立30周年スローガンは「みんなと、ファミリー。」に、そしてコンセプトは「つながり」といたしました。
これは、ファミリーマートのスローガンである「あなたと、コンビに」、「あなたの家族になりたい」の概念を広げ、ファミリーマートと、「人」、「まち」、「国」、「地球」といった関係するすべてをつないでいきたい、という気持ちを表現したものです。今年は特に、これまでの30年間の感謝の気持ちと、これからもずっと皆さんとつながっていきたいという気持ちを新たにし、このスローガン、コンセプトのもと邁進してまいります。

さて、国内の消費環境に目を向けますと、国民の雇用不安、将来不安は2011年も払拭される気配は無く、非常に厳しい状況が続くことが予想されます。

そのような中で、ファミリーマートはコンビニエンスストアの使われ方、役割をしっかりと見つめ、「欲しい商品が、欲しい時に、欲しい数量ある」ことに加え、ご来店いただいたときに気持ちのいいおもてなしでお客さまをお迎えするという小売業としての基本を徹底してまいります。当たり前のことを、当たり前にできることが、ファミリーマートのイノベーションであり、お客さまに選ばれる存在になるのに不可欠なことと考えております。

この基本を突き詰めてまいりますと、様々なことが見えてまいります。コンビ二は、日常的にお客さまが使われる業態だからこそ、安さを求めるのではなく、楽しい商品、ワクワクするような商品、サービスを期待していらっしゃいます。ですから、安易に安価な商品ばかりを並べるのではなく、様々な高付加価値商品も含めてお買い物が楽しくなるような商品を品揃えしてまいります。

また、少子高齢化や多世帯化が進み社会構造が変化する中で、最も身近な存在としてのコンビニエンスストアに求められる役割も見えてまいります。たとえば、昨年から実験を開始した宅配サービスをはじめ、お買い物に不便を感じている皆さまに対して、まだまだファミリーマートとしてできることがあるはずです。また、今後の消費の主役である「おとな世代」に向けた、ものづくり、オペレーションに引き続き取り組んでまいります。いずれにいたしましても、今年も、皆さまの生活全般をより快適にするお手伝いができるようなファミリーマートらしいサービスをどんどん提案していきたいと考えています。

ファミリーマートは、30周年である2011年を節目の年とし、これから先の30年、ファミリーマートはどう変化し、お客さまの支持をいただき、存在意義を発揮していくのかを見極めたいと思います。ただ一方で、お客さまや地域の皆さまとの「つながり」は変わらないよう、ホスピタリティをもって「気軽にこころの豊かさ」を提案し続けてまいりますので、本年も変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申しあげます。

2011年元旦

株式会社ファミリーマート

代表取締役社長 上田 準二

ニュースリリース2011年

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