2013年01月01日
企業情報

2013年 新年のごあいさつ
〜ファミリーマートとして次の10年を決める勝負の1年に〜

新年明けましておめでとうございます。
いつもファミリーマートをご愛顧いただきまして、まことに有難く厚く御礼申し上げます。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

■厳しいながらも2013年への足掛かりがつかめた2012年。

2012年は、引き続く景気の低迷、将来不安などから、相変わらず厳しい消費環境のまま終わりました。
また、日本国内のマーケットが縮小していく中で、一部報道によるとコンビニエンスストアの店舗数は5万店を超え、社会インフラとしての認知が確たるものとなった年でもありました。
当社に目を向けますと、中高年、女性のお客さまなど、これまで比較的来店の少なかった客層が着実に増加しております。そのお客さまのご要望にお応えするためにも「ファミリーマートコレクション(ファミコレ)」を、満を持して10月後半に発売し、ご好評をいただいております。
また、国内において過去最高の出店を進め、シェアの拡大を図る一方で、2月には国内外店舗数の合計が2万店を突破いたしました。10月には中国で1,000店を達成、同月にインドネシアに初出店、12月にはフィリピンに現地法人を設立いたしました。
このように、2012年は厳しい年ではありましたが、来る2013年に向けての準備が着々と進められた年だとも捉えております。

■消費環境の好転は難しい。新政権には国民が安心して生活できる基盤作りを期待する。

2013年の消費環境は相変わらず厳しいものと予想します。政権は変わりました。デフレ脱却が最重要課題のひとつです。新政権の政策効果が表れてくるまでは消費マインドも好転することはないと考えています。そのためにも、新政権には景気対策をはじめとする諸政策を徹底的に推進し、国民が安心して生活できる日本の基盤を示すことを大いに期待しています。

■ファミリーマートの次の10年を決める勝負の年。

ファミリーマートにつきましても厳しい1年になることが予想されます。「2013年は次の10年を決める勝負の年」と位置付けています。従いまして、ファミリーマートとしての強みを全面に出した政策を推し進め、質、量ともに拡大してまいります。

1.日本国内におけるさらなる出店攻勢。

コンビニエンスストア業界は、大手による出店競争がますます激化し、チェーン内のビルド&スクラップだけではなく、チェーン間でのビルド&スクラップが増加してくる年になると考えております。
そのような中で、ファミリーマートにおきましても、残された優良立地をいち早く確保し、国内でのシェアをより拡大していくために、2013年度は2012年度を上回る過去最大の出店を計画しています。特に、マーケットの大きい三大都市圏を引き続き強化する一方、ファミリーマートのシェアが低い地方についても重点エリアとして出店を強化します。
また、いわゆる買い物不便地域へも、通常の3分の1で建設できるローコスト店舗、移動販売車、無人コンビニなど、ファミリーマートならではのノウハウを用いて積極的に進出を果たしてまいります。

2.「ファミコレ」の効果を2013年に発揮。

「ファミコレ」の拡充により、これらの売上高をチェーン全店売上高の10%にまで高める計画です。特に「プラチナライン」を充実させ、価格に勝る価値を提供することで、拡大するお客さまの支持を獲得してまいります。より一層充実する「ファミコレ」は、2013年にその効果を発揮いたします。ぜひご期待ください。

3.「社会・インフラ生活企業」として新サービスを拡充。

ファミリーマートが掲げている「社会・生活インフラ企業」としての基盤をより強固なものとします。シニアライフクリエイトを活用した宅配網の拡充に加え、薬局、ドラッグストアとの連携による新店舗の出店、無人コンビニの拡大など、お客さまの生活になくてはならない新しいサービスを続々とスタートさせていきます。

4.アジアのファミリーマートとしての地位を確立。

海外の既存出店地域については、シェアの拡大を図ると共に、収益性も同時に高める年にしてまいります。一方で、2月には9カ国・地域目となるフィリピンでの展開を開始します。その他の未進出国についても調査を進めておりますが、条件が整い次第スタートを切りたいと考えております。このように、日本発祥のコンビニとして、アジア市場を席巻し、海外でのシェア拡大を図ってまいります。これにより、2015年度に計画していた2万5千店の店舗網構築も前倒しで達成できる見込みが出てまいりました。

このように、今年のファミリーマートは、2013年を勝負の年と位置付け、これまで以上に強力に施策を推進してまいります。
「あなたと、コンビに、ファミリーマート」。今年も、地域に無くてはならない存在として、「気軽にこころの豊かさ」を提案し続けてまいります。
本年も変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申しあげます。

2013年元旦
株式会社ファミリーマート
社長執行役員 中山勇

ニュースリリース2013年

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