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2016年01月04日
企業情報

2016年社長年頭挨拶

本日9時から、池袋本社にて当社社員に向け年始朝礼を行いました。社長中山勇による「2016年年頭挨拶」を下記の通りお知らせします。

新年明けましておめでとうございます。
2015年を振り返りますと、国内景気については、賃金や物価も上昇し、外部環境は改善に向かっているものの、将来に対する不安から明るい展望が描けず、個人消費は盛り上がらず、厳しい状況が続いた年でありました。この傾向は2016年も続くものと思われます。

ファミリーマートにおける2015年は、規模拡大の布石を打った年でありました。2012年からの積極出店、株式会社ココストアとの合併、ユニーグループ・ホールディングス株式会社との経営統合に向けた基本合意も行いました。また、その一方で、品質を高めることにチャレンジし、業務改革も進めた元年でもありました。中食構造改革委員会が1年半かけて行ってきた努力が実を結び、3月を除き日商既存比が前年を上回り、好循環に入りました。手を緩めることなく、この努力をさらに深く進めていかなくてはなりません。

次に、2016年の課題についてお話をします。
まず国内CVS事業においては、ユニーグループ・ホールディングス株式会社との経営統合の完遂です。そのためには、品質の向上が大変重要になります。規模を“縦軸”に、品質を“横軸”に例えますと、縦幅が高く、横幅が狭い構造物は不安定であり、外部環境の影響を受けやすく、経営のリスクとなります。しかしながら、私たちの努力で横幅を拡げることが出来れば、大きな成長のチャンスとなります。また、規模の拡大は、品質向上のスピードアップ、ダイナミズムの拡大に大きく寄与いたします。規模の拡大と同時に品質の向上を加速させていくことが最も重要な課題です。

続いて、海外CVS事業においては、フィリピンへの進出後、アジアにおけるネットワークは着実に広がっています。基本的には、国内CVS事業と同様に、品質を高めることに全社一丸となって取り組んで行くことが課題です。

最後に、中期経営計画の柱でもある、新規事業においては、シニアへの物販・サービス、金融事業との融合、ネットとの親和性の3つをキーワードに、新たな収益源を形づくる事業を、今年から具体化し、第3フェーズにおける「新たなCVS像」を確立していきます。

結びに、2016年はファミリーマートの新たな歴史を築く元年です。会社にとりましても、皆さんにとりましても、大きく成長するチャンスです。そこで忘れてはならない心構えは、「前向き」「外向き」に考え、行動すること。そしてお客さまにとっての品質向上を常に考え、その実現に向け努力を積み重ねることです。皆さんお正月は家族と一緒に過ごし、家族とはかけがえのない存在であると実感したことと思います。私たちはその「Family=家族」という言葉を看板に掲げることを誇りに、今年を日本のみならず、アジア、そして世界ナンバー1 を目指して始動する年にしていきましょう。皆さまの活躍を祈願しまして、私の挨拶とさせて頂きます。

以上

株式会社ファミリーマート
代表取締役社長 中山勇

ニュースリリース2016年

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