皆さん、入社おめでとうございます。2016年、あらたに、日本をはじめ、9か国・地域から、184名の方がファミリーマートの一員となりました。心よりうれしく思います。
皆さんが入社したファミリーマートは、国内に1万1千店以上のお店があり、1日あたり約1,100万人、日本の人口の約10%に相当するお客さまが全国の店舗で、毎日お買い物をされています。また、1店あたり10人以上のストアスタッフが勤務しており、商品の製造や配送に携わっている方も含めると20万人を超える雇用を創出しています。組織の使命が、「社会の発展に貢献すること」「人を活かすこと」とするならば、ファミリーマートは日本社会において責務を果たしている会社であると言えます。是非とも胸を張って仕事をしていただきたいと思います。
CVSを取り巻く環境は、社会構造の変化を受け、新たな成長段階を迎えました。第1フェーズは、「近くて24時間開いている」という距離的・時間的な利便性追求の時代であり、第2フェーズは、「質の高い商品とより便利なサービスを展開する」時代です。そして、現在は成長の第3段階に突入しています。私たちが「小商圏における生活インフラ」として、お客さまの抱える課題や問題を解決することでCVSはまだまだ成長することができます。そのためには、今までにない新たなCVSを創り上げていく必要があります。それらを実現するための合言葉として、中期経営計画の1年目の年である昨年に「Fun&Fresh」という戦略テーマを掲げました。
ご存知のとおり、いよいよ本年9月、新たに「ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社」が誕生します。これにより国内は「規模」の面ではリーディングチェーンとなります。しかしながら私たちは同時に「質」の充実を図らなければなりません。「次世代CVS」を本日入社した皆さんと一緒に完成させることで、質・量ともにNo.1チェーンを実現したいと思います。
最後に、マーク・トウェインが残した言葉を皆さまに贈りたいと思います。それは、“人生で一番大事な日は2日ある。それは、生まれた日と、その理由を知った日だ。”です。本日は、皆さんがファミリーマート社員として生まれた日です。そして、自分がファミリーマートに入社した意味を、仕事を通じて見つけて欲しいと思います。
皆さんの実り多いファミリーマート生活を祈念いたしまして、私の祝辞といたします。本日は入社、誠におめでとうございます。
株式会社ファミリーマート
代表取締役社長
中山 勇