株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:澤田貴司)は、車いすを利用されるお客さまもお使いいただける「多目的トイレ」の設置店舗の情報(※1)を、バリアフリー地図情報の提供を行う一般社団法人WheeLog(本部:東京都千代田区、代表理事:織田友理子)に民間企業として初めて提供し、2020年2月5日(水)よりWheeLog!のスマートフォン及びPC向けのアプリ上での表示を開始いたします。
※1国内エリアフランチャイズ含む
株式会社沖縄ファミリーマート、株式会社南九州ファミリーマート、JR九州リテール株式会社
ファミリーマートでは 2013年から多目的トイレを店舗の標準レイアウトとして設置しており、現在全国で約4,500店に設置しております。また、2017年には「車いす利用者にとって外出先でトイレを探すことが難しく、コンビニの設置状況が事前に把握できれば、もっと行動範囲が広がる」との声を受けて、ホームページ上での多目的トイレ設置店の検索を可能にする取り組みを開始いたしました。
WheeLogは、2017年5月からバリアフリー地図情報を提供するアプリを展開しており、車いす利用者のユーザーが通った後が地図上に表示される「走行ログ」や、ユーザー同士が情報交換できる「つぶやき機能」が特徴となっており、アプリは26,000ダウンロードを超えております(2020年1月現在)。2019年12月には、日本語アプリに加えて英語版、中国語版等10か国語(※2)での対応を開始し、世界中に機能の提供を拡大しています。また各地で街歩きイベントを開催するなど、バリアフリー化促進のための活動にも注力しています。
WheeLogの「車いすでもあきらめない世界をつくる」のミッションに賛同し、本連携を通じてファミリーマートの多目的トイレ設置店舗の情報をWheeLogに提供することで、車いすご利用者の移動を面でご支援することが可能になります。また、今後は東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて一層高まるバリアフリー情報の収集・整備にもご活用いただくよう、連携を強化してまいります。
※2 WheeLog!アプリの対応言語:
日本語、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、フランス語、ロシア語
以上
〔参考資料〕
一般社団法人WheeLog概要
WheeLogは代表理事の織田友理子氏が、自身の車いすでの移動体験をもとに立ち上げ、車いすの方の移動を助ける地図情報アプリ「WheeLog!」の開発・運用をしています。Google社の社会問題解決のアイデアを募る「グーグル・インパクトチャレンジ」で2015年にグランプリに選出されたほか、Google Play Award 2019でもBest Accessibility Experience部門でノミネートされるなど注目を集めています。
・代表理事:織田友理子
・設立 :2018年8月
・所在地 :東京都千代田区九段北1-15-2九段坂パークビル4階M&Kコンサルタンツ内
・ホームページ:https://www.wheelog.com/
・スマートフォンアプリダウンロード
ファミリーマート概要
・設立:1981年9月1日
・所在地:東京都港区芝浦三丁目1番21号
・事業目的:フランチャイズシステムによるコンビニエンスストア事業
・従業員数:連結15,139名(連結)
・ホームページ:https://www.family.co.jp/