株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:澤田貴司、以下ファミリーマート)は、持続可能な社会の実現に貢献するため、2020年6月30日(火)から、「減塩和風ドレッシング」(本体:25円、税込:27円)など、サラダ用ドレッシングの包材に使用している印刷インキを、生物由来の資源(バイオマス)から成分を抽出して製造した「バイオマスインキ」に順次切り替えてまいります。
このたび、サラダの需要が高まる夏季に合わせ、商品名等がより分かりやすいパッケージデザインに変更するとともに、使用する印刷インキを、「バイオマスインキ」に切り替えてまいります。
ファミリーマートでは、2017年から、おむすびや手巻寿司、サンドイッチ、パンなどのパッケージに使用されている印刷インキを、綿、パルプ、米ぬか、植物油、被子植物の種などの生物由来の資源(バイオマス)から成分を抽出して製造したバイオマスインキに順次切り替えています。
今回のインキに使用されるバイオマスは、生物由来の再生可能な有機資源で、石油等のように枯渇することが無いと考えられております。持続可能性が担保された原料植物由来のバイオマスは、成長過程において光合成によりCO2を吸収しているため、石化由来原料を使用した場合よりも大気中のCO2を増加させず、CO2排出量削減に貢献することができます。
【商品例】
【商品名】減塩和風ドレッシング
【価格】本体:25円、税込:27円
【切替時期】2020年6月30日(火)より順次
【対象地域】全国
【内容】野菜のうまみと醤油の風味をいかした減塩タイプの和風ドレッシングです。
1食(25ml)あたりの塩分を25%カットしました。
第5回JSH 減塩食品アワード金賞受賞商品です。
※日本食品標準成分表2015年版(七訂)和風ドレッシング比
※下記商品も順次切替
商品名 |
本体価格 |
税込価格 |
切替時期 |
対象地域 |
焙煎ごまドレッシング |
24円 |
25円 |
6月30日(火)より順次 |
全国 |
和風ドレッシング |
24円 |
25円 |
||
すりおろし野菜ドレッシング |
28円 |
30円 |
||
ノンオイル青じそドレッシング |
19円 |
20円 |
【商品名】サウザンアイランドドレッシング
【価格】本体:28円、税込:30円
【発売日】2020年7月7日(火)
【発売地域】全国
【内容】ピクルスを活かした、甘口で食べやすい味付けにしたドレッシングです、どんなサラダにも合うように仕立てました。
※軽減税率対象商品のため、税率8%の価格を掲載しております。
ファミリーマートは、本年、「ファミマecoビジョン2050」を策定し、持続可能な社会の実現に貢献するため、2030年及び2050年に向けた中長期目標として、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」、「プラスチック対策」、「食品ロスの削減」の3つのテーマに基づき数値目標を設定しております。
今後も様々な取り組みを通じ、容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を進めてまいります。
今後も、ファミリーマートでは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、サステナビリティ活動を一層進化させることで、社会とともに持続的な成長を実現してまいります。
以上
【参考資料】
◆ファミリーマートの商品における環境配慮の取り組みについて
①「ファミマカフェ」用のマドラーの木製化と、ストローレスリッドの導入について
2020年3月から順次カウンターコーヒー用のマドラー本体の木製化と外装を紙製に変更いたしました。併せて、ストローなしでアイスコーヒー等を飲むことができるストローレスリッドを導入することで、年間約110トンのプラスチック削減効果を見込んでいます。
②サンドイッチの包材変更について
2020年4月から、サンドイッチの包材を、従来品より12.5%薄くし、サイズも小さくすることで、プラスチック使用量を減らし、年間約90トンのプラスチック削減効果を見込んでいます。
③サラダ全品の環境配慮型容器について
2020年4月までに、サラダ容器の環境配慮型への切り替えを完了し、石油系プラスチック削減量は、年間約900トンを見込んでおります。
④PBヨーグルト飲料の容器変更について
2020年6月から、ファミリーマートコレクションのヨーグルト飲料の容器をプラスチック製容器から紙製容器に変更いたします。それによって、年間約610トンのプラスチック削減効果を見込んでいます。
<ファミマecoビジョン2050概要>
1.温室効果ガスの削減:店舗運営に伴うCO2排出量(1店舗当たり)
-省エネ型機器の導入により、店舗の電気使用量を抑制し、CO2排出の削減を進めます。
【数値目標】 2030年 40%削減、2050年 100%削減(2013年対比)
2.プラスチック対策:オリジナル商品の環境配慮型包材・容器の使用割合
-容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を進めます。
【数値目標】 2030年 60%、2050年 100%
尚、レジ袋等の用度品を含めた環境配慮型素材割合は2030年度までに70%の水準を目指します。
3.食品ロスの削減
-商品の発注精度の向上や容器包装の改良等によるロングライフ化を進めることで、食品ロスの削減を推進します。尚、発生した食品廃棄物は、食品リサイクルループなどの取り組みにより資源の有効活用につなげてまいります。
【数値目標】 2030年 50%削減、2050年 80%削減(2018年対比)