当社は、本日開催の取締役会において、その他の収益及びその他の費用(IFRS)の計上を見込むとともに、直近の業績動向等を踏まえ、2020年4月13日に発表しました2021年2月期の連結業績予想及び配当予想を修正することとしましたので、お知らせいたします。
1.その他の収益(IFRS)の計上について
本日開催の取締役会において、当社子会社の株式の一部譲渡を決議し、連結子会社から持分法適用関連会社に区分変更されることにより、同子会社の既保有持分を市場価格で測定した結果、当社連結決算において再評価益等を約700億円認識し、その他の収益(IFRS)に計上する予定です。また、当該計上における親会社の所有者に帰属する当期利益への影響額は約500億円を見込んでおります。
なお、当該子会社の株式一部譲渡に関しましては、本日付けで別途公表している「子会社の異動を伴う株式の一部譲渡」を御参照ください。
2.その他の費用(IFRS)の計上について
今般、ファミリーマートの店舗・使用権資産の減損等で、その他の費用 (IFRS)に約350億円計上する予定です。
3.業績予想の修正について
(1)2021年2月期 連結業績予想の修正(2020年3月1日~2021年2月28日)
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営業収益 |
事業利益 |
税引前利益 |
親会社の所有者に帰属する当期利益 |
基本的1株当たり 四半期利益 |
前回発表予想(A) (2020年4月13日発表) |
百万円 519,000 |
百万円 85,000 |
百万円 83,000 |
百万円 60,000 |
円 銭 118.55 |
今回修正予想(B) |
460,000 |
57,000 |
94,000 |
60,000 |
118.55 |
増 減 額(B-A) |
△59,000 |
△28,000 |
11,000 |
― |
― |
増 減 率( % ) |
△11.4% |
△32.9% |
13.3% |
― |
― |
(参考)前期実績 (2020年2月期) |
517,060 |
64,547 |
46,221 |
43,529 |
86.01 |
(2)修正の理由
ファミリーマート単体において当第1四半期における新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、特に都心部のオフィス立地や観光立地の店舗における日商等が減少したことにより営業収益を見直しました。また、日商回復施策として宣伝販促費の積み増しを行うことで販売管理費の増加を見込んでおり、営業収益及び事業利益がそれぞれ約230億円、前回発表の数値から下回る見通しです。さらに、上記1.記載の子会社の異動に伴う連結除外により、営業収益が約360億円、事業利益が約50億円減少するため、前回発表の連結業績予想を見直しました。
また、上記1.記載のその他の収益(IFRS)の計上による増益要因はあるものの、上記.2記載のその他の費用(IFRS)を計上する予定であり、これらの結果、税引前利益は前回発表の連結業績予想を上回る見通しですが、再評価益等に係る税金費用の計上があるため、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前回発表から変更ございません。
4.配当予想の修正について
(1)2021年2月期 配当予想の修正
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年間配当金 |
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第1四半期 |
第2四半期 |
第3四半期 |
期末 |
合計 |
|
前回予想 (2020年4月13日発表) |
円 銭 ― |
円 銭 24.00 |
円 銭 ― |
円 銭 24.00 |
円 銭 48.00 |
今回修正予想 |
― |
― |
― |
― |
― |
当期実績 |
― |
― |
― |
― |
― |
(参考)前期実績 (2020年2月期) |
― |
20.00 |
― |
20.00 |
40.00 |
(2)修正の理由
当社は、これまで財務体質と経営基盤の強化を図りながら、剰余金の配当につきましては安定的かつ継続的に連結業績の成長に見合った成果の配分を行っていくことを基本方針としてまいりましたが、本日付けで別途公表している「親会社である伊藤忠商事株式会社の子会社であるリテールインベストメントカンパニー合同会社による当社株券等に対する公開買付けに係る意見表明に関するお知らせ」の通り、公開買付けが予定されていることから、本公開買付けが成立することを前提に、2021 年2月期における中間及び期末の剰余金の配当を行わないことを決議しております。なお、本公開買付けが不成立となることが明らかになった場合には、当社は、その後の配当政策(2021年2月期の期末配当の方針を含みます)について速やかに決定の上、配当予想の修正について改めて開示いたします。
(注)上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
以 上