2022年11月21日
社会・環境

指差しシート/コミュニケーションボードを設置
~お客さまがよりお買い物をしやすい環境づくりへ~

 株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は聴覚や言語に障がいのある方が店舗に来店の際、お買い物をサポートする取り組みとしてレジカウンターに指差しシートとコミュニケーションボードを2022年11月21日(月)より東京都、神奈川県、愛知県など14都府県の約20店舗より順次設置を開始し、全国の店舗へ設置を拡大してまいります。

■「指差しシート」に加え、「コミュニケーションボード」を設置し、聴覚・言語障がいのあるお客さまをサポート

 ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のコーポレートメッセージのもと、障がいをもった方が広く活躍できるよう、職域の拡大や支援策の充実に取り組んでおります。支援の取り組みとして、「えかオーガニック農場」における主に特別支援学校を卒業した社員の就労や、本社にて障がい者活躍に専任で取り組む部署「業務サポートグループ」、店舗における障がい者への就業訓練の場の提供など、さまざまな取り組みを進めてまいりました。

 このたびファミリーマート店舗における障がいのあるお客さま向けのサービスの一環として、「指差しシート」、「コミュニケーションボード」の設置を開始いたします。今回の取り組みは、実際に聴覚に障がいのある社員の意見を参考に作成し、「指差しシート」、「コミュニケーションボード」は、レジの接客時においてお客さまにお伺いする内容を記載しており、その他ホットスナックなどの商品についてもご要望をお伺いすることが可能です。「指差しシート」、「コミュニケーションボード」の活用により、お客さまとのコミュニケーションがより図られ、必要とされるサービスや商品のご購入をサポートしてまいります。

 

【ご参考】

●ファミリーマートにおける障がい者への支援の取り組みについて

・えかオーガニック農場での取り組み~栽培した野菜を近隣店舗でも販売~

 2006年から株式会社ECA(本社:東京都千代田区、代表取締役:小野内裕治)が運営・管理する「えかオーガニック農場」(千葉県流山市)の農業指導を受け、有機野菜の栽培をしております。現在では、主に特別支援学校を卒業した社員が、約4.0ヘクタールの敷地で、年間約50種類の有機野菜を栽培しています。2021年2月には、一般社団法人日本GAP協会が定める、食品安全・労働安全・環境保全・人権福祉などの基準を満たした農場に与えられる認証「JGAP」も取得しております。

 収穫された有機野菜は、ファミリーマート社内で社内販売されるほか、2020年2月からは農場近隣のファミリーマート店舗でも販売を開始し、現在では、流山市、松戸市の合計13店舗で販売しております。

・業務サポートグループの取り組み~障がい特性にあわせた業務の創出~

 2019年に障がい者活躍に専任で取り組む「業務サポートグループ」を新設し、本社にて障がい者の特性に合わせた職域開拓を行っております。各部署のルーチン業務やスポット的な業務を業務サポートグループで担うことにより、各部署の作業効率の向上に寄与しています。また外注業務の内製化によってコスト削減などの効果が期待できます。2022年11月1日現在、ジョブサポーター7名を含む約40名が在籍しております。

・その他の取り組み~店舗での就業訓練の受け入れ~

 公益財団法人新宿区勤労者・仕事支援センターと連携し、2008年から、同施設内に出店するファミリーマート新宿スポーツセンター店にて、障がい者の方の就業訓練の場を提供しております。就業訓練の内容は、接客や、商品の補充、清掃、検品など、個々の状況に応じて設定されます。今後も、障がい者の方の実生活に役立ち、自立支援につながる取り組みとして貢献してまいります。

 

 ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指してまいります。

以上

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