あなたと、コンビに、FamilyMart

2023年03月24日
社会・環境

日本のコンビニチェーンで唯一
3年連続CDP「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に
~サプライチェーン全体の温室効果ガス削減の取り組みで高評価 ~

 株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)は、環境に関するグローバルな情報開示システムを運営する国際的な環境非営利団体(NGO)「CDP」が実施し、サプライヤーとの協働によるサプライチェーン全体での気候変動に対する取り組みを評価する「CDP 2022サプライヤー・エンゲージメント評価(SER)」において、最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に3年連続で選定されました。

 同評価では、アンケートを提出した世界中の企業が評価対象となっておりますが、その中の上位8%にあたる約650社(うち日本企業は131社)が、今回、最高評価の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定されました。最高評価に選定されたのは、日本のコンビニエンスストアチェーンでは当社が唯一となります。

◆サプライチェーン全体の取り組みが評価

 一般的に、サプライチェーンの温室効果ガス排出量は、自社の直接排出量の数倍にのぼると言われています。そのため、パリ協定(気候変動による世界の平均気温上昇を、産業革命前と比べ、最大でも2℃未満に抑える)の目標を達成するためには、各企業は、自社の直接排出量だけでなく、積極的にサプライヤーにも働きかけ、サプライチェーン全体の排出量の削減に向けた取り組みを推進することが求められています。

 流通・小売業である当社の場合、サプライチェーン全体での温室効果ガスについては、店舗で販売する商品・サービスの調達における排出が全体の約4分の3を占めるなど、主要な部分を占めております。

 そのため、当社では、サプライヤーと協働しながら、主要な中食商品の容器包装などに、バイオマスプラスチックなどの環境配慮型素材を積極的に使用することで、容器包装の製造過程における温室効果ガスの排出を、石油由来のプラスチックのものよりも削減する取り組みを進めております。

 

 今回の評価で、評価対象となった当社の主な取り組みには、下記のようなものがあります。

①中食の包材・容器にバイオPPを使用

 手巻きおむすびの包材フィルムの一部や、パスタの一部容器に、バイオPPを使用しています。バイオPPは、原料として植物などの再生可能な有機資源を使用するポリプロピレンの略称で、当社で使用している容器には、農作や食品業界における廃棄物や残留物、廃食用油など再生可能な原料を利用しています。

 

②中食商品以外での取り組み

 お客さまにご提供するスプーンは、全店舗で、持ち手の部分に穴を開けた軽量化スプーンを導入しています。ストローも全店舗で、植物由来の原料を100%使用した生分解性プラスチック製ストローか、バイオマスを5%配合したストローを選択して取り扱いできるようにしております。

 

 なお、当社では、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量の削減を推進するために、「Science Based Targets(SBT)イニシアチブ」から認定された温室効果ガス削減の目標を設定して取り組みを進めています。SBTは、バリ協定が求める水準に適合する科学的根拠に基づいて設定された温室効果ガスの削減目標のことで、当社は2020年に、コンビニエンスストアチェーンとしては初めて認定されました。

 

 

【ご参考】

◆CDP「サプライヤー・エンゲージメント評価」について(英語)

https://bit.ly/SERLeadership22

 

◆「ファミマecoビジョン2050」の取り組みについて

https://www.family.co.jp/sustainability/ecovision.html

 当社では、環境に関する中長期目標「ファミマecoビジョン2050」の3大テーマの1つとして、店舗運営に伴う温室効果ガスの削減に取り組んでいます。2013年度対比で、2030年度に50%削減、2050年度に100%削減を目標に取り組みを進めており、2021年度実績では、30.2%の削減を達成するなど、取り組みは順調に進捗しております。主な取り組みとしては、店舗への太陽光発電パネルの設置や、C02冷媒を使用したノンフロン冷凍・冷蔵什器の導入、店舗照明のLED化や自動調光システムの導入を積極的に推進しています。また、3大テーマの他の2つとして、プラスチック対策、食品ロス削減にも取り組んでおり、それぞれの取り組みはサプライチェーンでの温室効果ガス削減に寄与しています。

 その他、物流部門では、商品の店舗配送におけるトラックから排出されるCO2を、2030年に2017年度比30%削減を目標に掲げ、AIを活用した配送シミュレーターを自社開発し、配送の効率化を推進しているほか、クリーンディーゼルなど環境配慮型車両の導入や、EV(電動)トラックやFC(水素を燃料とした燃料電池)トラック、環境配慮型燃料などの導入実験も積極的に推進しております。

 

 

 ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指してまいります。

 

 

以上

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