株式会社ファミリーマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:細見研介)が主催する全国の小学生を対象とした文部科学省後援事業「ファミリーマート ありがとうの手紙コンテスト」は2023年で15年目を迎えました。
当コンテストが15周年を迎えたことを記念し、初年度から審査員長を務め、こどもたちの作品を見守ってこられた池上彰氏による特別授業「ありがとうの気持ちを伝えることの大切さ」を、2024年1月16日(火)に、参加校中唯一の15年連続応募校である平塚市立金目小学校において開催いたしましたので、お知らせいたします。
■特別授業の内容
授業当日、体育館には平塚市立金目小学校の3年生から6年生までの児童約250名が集まりました。「どんな時に『ありがとう』って思うのか、人それぞれだよね。家族に対して思う人もいるし、コロナで学校に行けなくて、友達と会えないことで『学校っていいな、友達っていいな』って気づくこともあるよね。普通に生活していると、ありがたさに気づかないけど、失ってみて初めて大事さに気づく。そういう時に『ありがとう』って言いたくなることもあるんじゃないかな。」こどもたちへのこのような投げかけから特別授業は始まりました。
これまで世界の90カ国・地域を訪れた池上彰審査員長自らの体験や、今世界で起きている紛争地域の実情などを紹介しながら、「今、小学校に通えていること、学ぶことが出来るあたり前の生活」に、ぜひありがたさを感じて欲しいと話されました。集まったこどもたちは積極的に手を挙げて質問をし、終始、熱心に池上審査委員長のお話に耳を傾けていました。
最後にご自身が感謝したいこととして「私を育ててくれた日本の社会にありがとう」と述べられ、45分間の熱い授業は終了しました。
<授業の様子>
■池上彰審査員長から本コンテストに対してのコメント
ありがとうの手紙を書くという課題を与えられると、自分は何に「ありがとう」を伝えるべきか考える機会が生まれます。そこで初めて自分が恵まれた生活をしていることや自分のことを支えてくれている方がいるんだ、ということに気づくと思います。世の中にどんな人がいてこの社会が成り立っているのかを知るきっかけにし、自分の身のまわりのことに対する気づきをつくっていく機会としてほしいです。
■参加者のお声
(平塚市立金目小学校 内藤公彦校長)
池上彰さんが小学生にどのように「ありがとう」について伝えるのかとても興味がありました。ご自身のこれまでのご経験から話していただいたので、こどもたちによく伝わったのではないかと思います。挨拶が自然に生まれるこの地域で、こどもたち自身がその思いを大切にし、毎年ファミリーマートさんのこのコンテストに応募してくれていることが15年間連続での応募につながったのだと思います。ぜひ今後もこのコンテストが続くことを期待しています。
(児童代表)
自分が当たり前だって思っていたことが他の国では当たり前ではないっていうことと、当たり前の日常や"ありがとう"を伝える大切さを改めて感じました。早速、いつも支えて助けてくれる家族や姉妹にありがとうと伝えたいです。
(保護者代表)
池上彰さんの授業は、知ることから気づき、気づきから"ありがとう"が生まれるという一連の流れが印象的でした。まず、私自身がこどもたちに感謝を伝えたいと思います。
■ファミリーマート ありがとうの手紙コンテスト
未来を担うこどもたちの豊かな心を育て、人を思いやる気持ちを「文字」や「言葉」として伝えることの大切さを学び、感性を育てることを目的に開催する「ファミリーマート ありがとうの手紙コンテスト」。 2009年から小学生を対象に開催し、これまで延べ約25,000校・団体からの参加があり、応募総数は44万通を超えています。2018年には受賞作品が2社の「道徳の教科書」に掲載され、2019年には文部科学省後援事業に認定、2022年からは「文部科学大臣賞」の授与が認められました。
<ご参考>
「ありがとうの手紙コンテスト」受賞者発表
15周年記念特別企画 池上彰氏「特別授業」を開催
https://www.family.co.jp/company/news_releases/2024/20240110_01.html
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以上