新型コーヒーマシン
ほっと一息つきたい時、いつもの味で迎えてくれる「FAMIMA CAFÉ」。
今回は、業界初となる機能を搭載し、「世界No.1(※1)のバリスタが淹れるハンドドリップの再現」を目指して開発し、2025年6月から順次導入中の新型コーヒーマシンの開発担当者に、その情熱と知られざる苦労を聞きました。
構想4年の大刷新!世界No.1のバリスタの味を再現した「FAMIMA CAFÉ」新型コーヒーマシンの開発秘話
ファストフーズ部 カフェ・スチーマーグループ 高見沢 祐介
「FAMIMA CAFÉ」のこれまでの変遷を教えてください。
「FAMIMA CAFÉ」の歴史は「進化」の連続です。2013年にカウンターコーヒーとしてブランドを立ち上げ、2014年には「カフェフラッペ」で新しい楽しみ方を提案しました。その後も、2019年に「モカブレンド」を発売、2020年からは世界No.1のバリスタ粕谷哲さんとの共同開発など、常にその時代の最高のおいしさを追求してきました。おかげさまで、2025年には「アイスモカブレンド」がコンビニカウンターコーヒー初のモンドセレクション優秀品質金賞を受賞しています。
なぜ今、リニューアルに踏み切ったのでしょうか?
コーヒーを取り巻く環境は大きく変化しており、「その日の気分で豆を選びたい」「もっと自分好みの濃さにしたい」といった、お客さまの嗜好の多様化が進んでいます。「お客さまの期待を超える一杯」を実現するために、当初は既存メーカー製マシンを導入することも検討しましたが、私たちが求める「世界No.1のバリスタの味」と「ストアスタッフの使いやすさ」を両立できるマシンが存在しなかったのです。そこで「メーカーと共同で開発する」という道を選び、約4年をかけて完成しました。
今回の新型コーヒーマシン、最大の特徴は何でしょうか?
一番のこだわりは、コンビニ業界初となる「粒度可変グラインダー(ミル)」の導入です。「コーヒーチェリー(果実)本来の甘さ」を引き出すためには、メニューごとに豆の挽き方を変える必要がありました。 今回のマシンは9段階の挽き分けが可能で、例えばカフェラテならエスプレッソのように極細挽きでコクを出し、ブラックコーヒーなら雑味が出ないよう粗く挽くといった調整を自動で行っています。
「挽き方」を変えるだけで、そこまで味が変わるのですか?
全く違います。さらに今回は抽出方法も従来の「自販機型(流水式)」から「ドリップ型(シャワー式)」に変更しました。これにより、実際にハンドドリップで淹れたようなコーヒー粉全体にまんべんなくお湯が行き渡り、抽出効率が劇的に向上しました。
今回も世界No.1バリスタ、粕谷哲氏と共同開発されていますがどのような点がポイントですか?
目指したのは「世界No.1のバリスタが淹れるハンドドリップの再現」です。 粕谷さんが提唱する「4:6メソッド」という理論に基づき、お湯の注ぎ方や蒸らしの時間、撹拌(かくはん)の工程まで、プログラムで徹底的に再現しました。
粕谷さんからは「これからのファミリーマートのコーヒーがどこまでおいしくなるのだろうかと、今からとてもワクワクしています」との声をいただくほど、自信作に仕上がっています。 特に、新機能のタッチパネルで「濃いめ」「普通」「軽め」を選べる機能は、ぜひ試していただきたいポイントです。同じ豆でも、抽出方法を変えるだけで全く違う表情を楽しんでいただけます。
おいしさ以外の「進化」についても教えてください。
今回、カフェラテに使うミルクの提供方式を、従来のタンク式から「バッグ・イン・ボックス(BIB)」式に変更しました。 これにより、おいしさの向上だけではなくメンテナンスがしやすくなり、衛生的かつ食品ロスも削減できます。
しかし、実はこれが開発最大の難関でした。BIB用のミルクラインを作ってくれる乳業メーカーがなかなか見つからず、何度も断られてしまったんです。 最終的に、ある乳業メーカーさんと提携できたのですが、専用ラインを新設するために、非常に大きな投資が必要となりましたが、強い想いで実現にこぎつけました。
最後に、お客さまへメッセージをお願いします。
構想から4年、数え切れない試作を経て、ようやくこのマシンを皆さまにお届けできます。 いつものブレンドも、こだわりのモカも、驚くほど進化しています。「たかがコンビニコーヒー」とは言わせない、専門店品質の一杯を、ぜひお近くのファミマで体験してください。
※掲載内容はすべて2026年2月取材時点の情報です。