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ファミリーマートありがとうの手紙コンテスト 審査員の紹介

文部科学省 後援事業 ファミリーマートありがとうの手紙コンテスト2020

審査員長

池上 彰

ジャーナリスト

【プロフィール】慶應大学経済学部卒業後、1973年NHK入局。報道記者や番組キャスターなどを務め、2005年に独立。

【ご挨拶】「ありがとうの手紙コンテスト」は10年を超えて、累計40万通に届く作品が寄せられているとききました。審査に携わるなかで、文章力、表現力に優れた作品が回を追うごとに増えていることを実感しています。また、感謝の対象が一番身近な家族から、自分の生活を支えてくれる人々やモノへと広がっていることにも新鮮な発見があります。一人ひとりが新しい生活様式、真の自然との共生を模索している今、新しい「ありがとう」が生まれているのではないかと感じています。素晴らしい作品に出合えることを楽しみにしています。

審査員の講評
今年は夏休みが短くなったことなども影響して、応募数は昨年に及びませんでしたが、内容としては素晴らしいものがたくさん寄せられました。審査をする中でみなさんの票がわかれることが多かったのも、それだけレベルが高いものがそろっていた現れでしょう。例えば宅配便の方やごみ収集の方など、いわゆるエッセンシャルワーカーへ目が向いたのも今年ならではのことと思います。毎日を支えてくれる身近な人たちへの感謝を見つけるこどもたちのやさしい気持ちを感じ、とてもうれしく思いました。

審査員

いとう みく

児童文学作家、日本児童文学者協会会員

【プロフィール】「糸子の体重計」で日本児童文学者協会新人賞、「空へ」で日本児童文芸家協会賞を受賞。著書に「かあちゃん取扱説明書」「朔と新」「カーネーション」「車夫」シリーズがある。

【ご挨拶】“ありがとう”という五文字には不思議な力があると思いませんか? その一言で嬉しくなったり、気持ちよくなったり、勇気づけられたり。けれど、案外身近にいる人や親しい人には、その五文字が言えないことがあります。ちょっと気恥ずかしさもあるのでしょう。私もです。そんな思いを手紙にしてみませんか。あなたが伝えたい相手は、だれですか?

審査員の講評
いつもと違う日常のなかで、こどもたちはどんな手紙を書いてくれるだろう。期待とほんの少しの心配もしつつ、最終選考の作品を受け取りました。医療従事者など新型コロナに関連する方への「ありがとう」も多く、今を生きるこどもたちならではの思いを感じました。一方、家族、友だち、先生、身のまわりの道具など、コロナ禍にあっても変わらない「ありがとう」も多く、こどもたちのしなやかな感性を感じました。手紙は言葉にしにくい自分の思いを紐解いて、相手にそれを伝える行為でもあるのですね。あらためて、手紙っていいなと思いました。たくさんの「ありがとう」をありがとう!

審査員

小峰 広一郎

株式会社小峰書店 代表取締役社長

【プロフィール】大学卒業後、出版関連会社に勤務、2018年より現職。1947年創立以来、子どもの本を専門に現在までに3,500点をこえる書籍を出版。総合的学習や調べ学習に役立つシリーズに意欲的に取り組み、第9回学校図書館出版賞・大賞を受賞した。

【ご挨拶】今年は新型コロナウイルスの影響で、一斉休校による学校生活や生活環境が大きく変わりました。こどもたちは新しい環境のなかで、今までは気が付くことができなかった、新たな発見や学びを得ることがあったのではないでしょうか。様々な想いを、改めて手紙で伝えることで、幸せの輪が広がることを願っています。今年もたくさんの「ありがとう」に出会えることを楽しみにしています。

審査員の講評
今年は学校や家庭での生活が大きく変わり、我慢を強いられる日々を過ごしたことかと思います。そのような環境のなか、こどもたちが普段は当たり前だと思っていたこと、何気なく接していた身近な人々についてよく観察し、じっくりと考えることで新たな気づきを得たことが、多くの手紙から感じ取ることができました。斬新な視点で物事をとらえる観察力や、自分の気持ちを伝える表現力は素晴らしいものがありました。大変な状況であったからこそ得ることができた経験を糧に、前を向いて成長しているこどもたちの姿が手紙の向こう側に見えるようでした。

審査員

野中 柊

作家、日本ペンクラブ「子どもの本委員会」メンバー

【プロフィール】ニューヨーク州在住中の1991年「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。小説「小春日和」「猫をおくる」など、童話「パンダのポンポン」シリーズ(既10巻)、「本屋さんのルビねこ」シリーズ(既3巻)、「紙ひこうき、きみへ」など著書多数。エッセイ、翻訳なども手がけ、幅広い執筆活動を行っている。

【ご挨拶】「ありがとう」という言葉にこめられた、さまざまな想い━━こどもたちが日々の暮らしの中で見つけた幸せや喜びだけでなく、ときには、悲しみや淋しさも、一通一通の手紙から感じられます。その健やかで、生き生きとしたことといったら!温かな心の声が聞こえてくるようです。今年も皆さんのお便りを楽しみにしています。

審査員の講評
昨年に引き続き、審査員を務めさせていただきましたが、このたびは、やはり新型コロナウイルスがこどもたちの暮らしにさまざまな影響を及ぼしていることが感じられました。不安や淋しさもあったでしょう。でも、ささやかなことにも〈感謝の種〉を見つけて、伸びやかで瑞々しい言葉を綴り、可愛らしくも生命力に満ちた〈ありがとうの花〉を咲かせているのが印象的でした。何があろうと困難も糧にして、こどもたちは力強く成長していくのだと思うと、頼もしくもありました。私自身、そんな手紙の数々に励まされ、希望を見出したように感じています。あたたかな気持ちがあふれた手紙を一生懸命書いてくれたこどもたちに、心から感謝しています。

審査員

垣見 俊之

株式会社ファミリーマート 執行役員 CAO(兼)管理本部長

【ご挨拶】今年で12回目を迎える本コンテストの審査員を初めて務めることになりました。これまで長年にわたりご協力を賜りました先生方、関係各位の皆様に、この場を借り、まずは御礼申し上げます。さて、今年は新型コロナウイルス感染症というかつてない大きな苦難に直面し、こどもたちは多くの我慢を強いられ、いろいろなことを感じていると思います。当たり前であった学校に行くこと、お友だちと遊ぶという日常ががらっと変わり、家にいることで感染防止に協力してきました。日々の生活を通し、新型コロナに負けずに私たちを支えてくださっている皆さんがいることをこどもたちは知っていると思います。そんなこどもたちの思い、自分たちを支えてくれる方々への「ありがとうの手紙」を楽しみにしております。

審査員の講評
まず初めに、今年も29,429通という大変多くのご応募を頂戴しましたことをこの場をお借りして心より御礼申し上げます。今年は新型コロナウイルス感染拡大により、学校休業などかつてない大きな苦難に直面し、こどもたちにとっても様々な思いがあったことと思います。今年はじめて審査に参加させていただきましたが、いずれの作品にも様々な方々への感謝の思いがこめられており、こどもたちの感性や表現力、視点の素晴らしさに勇気づけられました。ご応募いただいた全てのこどもたちに感謝の気持ちを贈りたいと思います。引き続き本コンテストを開催して参りますので、今後ともよろしくお願い致します。

お問合せ先

  • 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-7-6
    高松ビル5F
    『ファミリーマートありがとうの手紙コンテスト』
    事務局
  • 0120-611260受付時間10:00〜17:00 土・日・祝日を除く

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