社長を委員長とし、経営陣でメンバー構成されています。2017年9月から四半期毎に開催しダイバーシティを力強く推進してきました。推進が軌道に乗り始めた3年目からは年2回開催とし、ダイバーシティ推進の進捗確認及びKPIマネジメントを継続して行っています。
2017年11月より、リレー寄稿「私とダイバーシティ」を開始しました。ダイバーシティについての自らの考えを発信して社員と共有し、ダイバーシティ推進の風土醸成を行っています。2019年6月からは動画配信も開始。経営陣はダイバーシティについて語り合う対談形式で発信しています。
・2017年11月~経営陣
・2018年 8月~ディストリクト統括部長
・2019年 6月~経営陣、ディストリクト部長/副部長
管理職が「チームでダイバーシティ・マネジメントを実践」し、「価値創出できる組織にしていく」ための取り組みとして立ち上げました。
2019年度は「無意識バイアス」・「ハラスメント」をテーマとして取り組みました。
「ハラスメントは人権侵害」であることを認識し、自分自身のマネジメントや会社の風土を振り返り、改善行動に繋げることを目的とした研修を開催しました。心理的安全性が高い組織を管理職が中心となって作っていくために、ハラスメントをしない・許さない風土の実現に取り組んでいます。
全課長層を対象とし、多様性マネジメントを学ぶ研修を開催しました。
自身のマネジメントスタイルを振り返り、見直すとともに、多様な部下に対するマネジメント方法やメンバーのモチベーションの源泉に対する理解促進をロールプレイングを通して、体感しました。
四半期に一度行うダイバーシティ浸透度調査の「自部門でのダイバーシティ推進の障壁」として最も回答が多いのが「無意識バイアス」です。その「無意識バイアス」のコントロールを目的に、全管理職を対象とし、e-ラーニングを実施しています。
「全員の力で成果を残し続けるチームになる」ことを目的として、各部門単位で“ダイバーシティ推進地区委員会”を立ち上げました。各部門のトップが委員長となり、社員全員が自分事として捉え、様々な取り組みが実施されています。
その取り組み内容は随時共有を行い、取り組みの成果は「ダイバーシティ・アワード」を開催し、発表、そして表彰をしています。
多様性を活かすことで「質を向上させ」、「新たな価値を生み」、「成果を残した」取り組みを共有しています。
ダイバーシティ・アワード2019では、40チームのエントリーの中から最終審査に残った6チームがプレゼンテーションを行いました。Live中継も行い、全国各地の拠点からも社員が参加。社員の投票で最優秀賞を決定し、その取り組みを称えました。
最優秀賞には、様々な部門を巻込みながら「社内で発生頻度の高い書類の電子化・作業の自動化」を図り、全社運用に発展させた「地区建設部・建設企画部チーム」が選ばれました。
ダイバーシティ・アワードは2018年から開催しており、1年間の集大成としての役割も果たしています。
自部門の仕事と思ってやってきた取り組みが全社へ波及でき、感動しています。
今回、各部門のメンバーが同じ方向を向いて取り組めたということが、苦労を通り越してとても楽しく進める事ができました。力強く後押ししてくださった上長、関係部署の皆さんにはとても感謝しています。
ダイバーシティ・アワード2018では、31チームのエントリーの中から最終審査に残った6チームがプレゼンテーションを行い、会場に集まった社員の投票により最優秀チームを決定、その取り組みを称えました。
受賞部門:東京第1ディストリクト
取り組み内容
(1)外国籍社員による外国人スタッフ向け研修を実施、外国人スタッフの戦力化。
(2)訪日外国人の増加によるインバウンド対応のための売場作り。
(3)女性客の囲い込みのための女性目線の商品展開やベビー用品の品揃え強化。
成果
外国人スタッフ苦情件数の減少、品揃え強化カテゴリの売上向上
取り組み内容や成果を全社に共有できたことは、良い機会でしたし、自分達自身のモチベーションアップにも繋がりました。
今後はより多くの店舗を巻き込み、加盟店と一緒に取り組むことで、多くのお客さまに利用していただける店舗づくりに励みます。
年度毎に各部門長が宣言をしている「働き方改革宣言」において、取り組みの成果が最も素晴らしかった部門を表彰しました。
年2回、外部有識者の方をお招きし、ダイバーシティに関する講演会を開催しています。講演会当日は、経営陣の他、全社員から募集した参加希望者が聴講し、様々な社員がダイバーシティへの理解を深め視座を高めることができる機会となっています。
また、講演の様子は社内イントラネット「ダイバーシティ推進サイト」へ掲載し、全社への共有化を図っています。
※以下( )内は講演当時のもの
・2020年1月 星加良司氏(東京大学准教授)
「ダイバーシティの現在と未来」
・2019年9月 八木洋介氏(株式会社people first 代表取締役/株式会社 ICMG 取締役/株式会社 IWNC 代表取締役会長)
「ダイバーシティは戦略だ -やらない会社は滅びるー」
・2019年2月 青野慶久氏(サイボウズ株式会社代表取締役社長)
「ダイバーシティはそこにある」
・2018年9月 松本晃氏 (カルビー株式会社シニアチェアマン/RIZAPグループ株式会社代表取締役COO)
「Change , or Die ! ーダイバーシティ推進と働き方改革ー」
・2017年1月 白河桃子氏(相模女子大学客員教授)
「ダイバーシティの時代の結果を出す働き方」
社内イントラネットに「ダイバーシティ推進サイト」を開設し、ダイバーシティ推進に関する全ての動きを公開しています。動画での配信やタイムリーな情報公開を行い、ダイバーシティ推進がより身近に感じられるような内容としています。また、社内制度を周知するためのサイトも開設しました。
ダイバーシティ推進に関わる取り組みをニュースとしてタイムリーに発信しています。2019年度までの3年間で95号発行しました。
また、ダイバーシティ推進のヒントとなる情報は「ダイバーシティのたね」として、発行しています。