高付加価値商品の提供

健康や福祉を向上させる商品・サービスの開発

人々の健康志向が高まる中、当社は独自の「ON/OFF」の考え方に基づき、健康をサポートする中食商品の開発を強化しています。

「ON」とは、野菜や乳酸菌、食物繊維などを体にON(プラス)する商品で、ミネラルや食物繊維が豊富なスーパー大麦や全粒粉を使用した商品は、おいしさと健康を両立したい消費者から人気商品として評価いただいています。

中でも、おむすびから展開しはじめたスーパー大麦は、寿司や調理パン、トルティーヤなどにも使用を拡大しています。

一方「OFF」は、低糖質や減塩などの商品で、既存商品の味わいを損ねることなく特定の成分をOFF(省く)する考え方です。

「OFF」商品は、おいしさと両立するための高度な技術開発が求められますが、お客さまのニーズが高いことから、特に注力して開発に取り組んでおり、管理栄養士監修の弁当は、手軽に購入できて体に優しく健康にも配慮した商品として評価いただいています。

さらに、パーソナルトレーニングジムを運営するRIZAPと共同開発したサラダ、デザート、カップ麺など、おいしさと低糖質にこだわった商品も販売し、お客さまの健康増進をサポートしています。

なお、現在当社では、全中食商品における健康関連商品の売上比率を12%にすることを目標に取り組んでおり、2019年上期に同目標を達成したことから、下期は目標値を15%に引き上げてさらなる商品の開発と提供に取り組んでいます。

スーパー大麦

高まる健康意識に対応するため、2017年8月に大手コンビニエンスストアでいち早くスーパー大麦(※)をおむすびに取り入れ、2018年4月より本格発売を開始しました。

スーパー大麦入りおむすびの好調な推移を受けて、2018年5月からはお弁当に、2018年8月からはお寿司に商品を拡大しています。

スーパー大麦を使った毎日継続できることをコンセプトに開発した商品は、健康意識の高い女性だけでなく、20代~50代の幅広い女性層や40代~50代の男性層からも支持されており、累計販売個数は2019年9月末時点で1億個を突破しました。

 

※スーパー大麦:ファミリーマートが使用しているスーパー大麦「バーリーマックス®」は、一般の大麦に比べて約2倍の食物繊維量、約4倍のレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)を含む非遺伝子組み換え大麦です。

3つの食物繊維(フルクタン、β-グルカン、レジスタントスターチ)などの成分が、腸内での発酵速度の違いにより、段階的に腸の入口から腸内細菌が多く棲む「腸の奥」まで届くことが特長です。

スーパー大麦を使用したおむすび

スマートミール

2018年8月、「おいしく減塩」、「野菜たっぷり」をコンセプトに開発された御予約弁当の「炙り焼 鮭幕の内弁当」が、健康に資する要素を含む栄養バランスのとれた食事(通称:スマートミール)にコンビニエンスストアとして初めて認証されました。

厚生労働省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の目安」(平成27年9月)や日本人の食事摂取基準(2015年版)等を基本とし、さらに給食会社4社の実際のヘルシーメニューの献立分析を行って決定した基準によって審査され、日本栄養改善学会をはじめとした複数の学協会からなる「健康な食事・食環境」コンソーシアムから認証を受けました。

また2019年2月発売の「味わい御膳」では、炭水化物、脂質、タンパク質などに配慮した9種のおかずのバランスの良さが評価され、2品目目のスマートミールとして認証を受けました。

スマートミールの認証を受けた御予約弁当

メディカルフーズ

高齢化社会が進む中で在宅療養患者の増加とともに、塩分量やたんぱく量、糖類など食事への配慮が必要になる方が増えることが予想されています。

こうした背景からファミリーマートは、糖尿病や腎臓病など食事制限が必要な方向けの食品「メディカルフーズ(療養食)」を2015年から病院内店舗や病院近隣の店舗で販売しています。

日本栄養士会と東京都栄養士会に賛助会員として加盟し、農林水産省が普及・推進している新しい介護食品「スマイルケア食」のマーク利用の認定も取得しています。現在では、約240種類の「メディカルフーズ」を取り扱っています。

取り扱い商品例

JSH減塩食品アワードで金賞を受賞

日本高血圧学会減塩委員会主催の第5回JSH減塩食品アワードにおいて、サラダと別売りで販売している小袋タイプの「減塩和風ドレッシング」が、コンビニエンスストアとして初の金賞を受賞しました。

 野菜のうまみを生かしたコクのある味わいのまま、塩分を25%オフ(※)したドレッシングとして発売以来、多くのお客さまからご支持いただいた結果、「減塩化の推進に優れた成果を挙げた製品」として選ばれました。

 

(※)日本食品標準成分表2015年版(七訂)和風ドレッシング比25%減塩

「JSH減塩食品アワード」とは
日本高血圧学会減塩委員会は、2013年より高血圧患者や減塩をしようとしている方々のお役にたてるように「食塩含有量の少ない食品」(JSH減塩食品リスト)の紹介を開始。2015年からはJSH減塩食品リストに掲載された製品の内から、「減塩化の推進に優れた成果を挙げた製品」に「JSH減塩食品アワード」を授与しています。

JSH減塩食品アワード金賞を受賞した減塩和風ドレッシング

「東京をおいしく元気に。」を合言葉に、シニア世代のいきいきした生活を応援

高齢化に伴う高齢単身世帯の増加等から、お弁当やお惣菜等の中食を購入する割合が増加していることを受けて、高齢者が中食を利用する際にフレイル(※)を予防する多様な食品摂取が可能な食環境を整備するとともに、低栄養を防ぐ食生活について広く普及啓発することを目的に、東京都と「中食を通じた健康づくりの推進に関わる協定書」を2019年8月に締結しました。

2019年10月29日から、都内のファミリーマート約2,400店で専用のショーカードやポスターの設置、リーフレットの配布などにより、フレイル予防に役立つ食生活に関する情報を発信するとともに、東京都にアドバイスをいただき開発したお弁当も発売しました。

今後も地域社会の一員として、東京都との連携を強化し、地域の皆さまが安心して生活できる社会づくりに協力していきます。

 

※フレイル:高齢者が加齢や病気により、心身・生活・社会的の3つの機能が徐々に低下して、要介護状態に近づくこと。


食品添加物の削減に向けた取り組み

当社では2002年3月より、調理麺やパン、総菜やおむすび等の中食商品における食品添加物の削減を段階的に進め、2005年1月よりすべての保存料・甘味料・合成着色料の使用を禁止しています。

原料へのこだわり

商品開発では、原料へのこだわりも欠かせません。

例えばファミリーマートコレクションのファットスプレッド「ファミリーソフト」においては、過剰摂取により心臓病のリスクが高まるというトランス脂肪酸の原因の一つとなる「部分水素添加油脂」を不使用とする等、よりお客さまの安全・安心につながる商品を、手ごろな価格で提供するよう努めています。

部分水素添加油脂不使用のファットスプレッド

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