ファミリーマートは、災害対策基本法第二条第五号に基づき、内閣総理大臣から「指定公共機関」に指定されています。「指定公共機関」として、防災業務計画の策定をはじめ、災害予防・応急対策・復旧などにおいて重要な役割を果たすため、以下のような様々な対応を行っています。
■ファミリーマート局の設置
指定公共機関として2022年9月に本社屋上に衛生通信装置を設置しファミリーマート局を開設。衛生通信回線により、総理大臣官邸、中央官庁、他の指定公共機関等の全国の防災機関を結ぶ中央防災無線網に参加しています。
その他にも政府機関のシステムを活用し、災害時における必要な情報を共有しております。
■事業継続計画(BCP)の整備
ファミリーマートでは、大規模災害などの緊急事態が発生した場合に備え、事業継続計画(BCP)を整備しています。店舗営業の継続のために、本社機能の維持、中食製造委託先や物流網のバックアップ体制、緊急時の商品供給体制、被災時の店舗オペレーションのあり方等を、具体的に手順化して定め、必要に応じて見直しを実施しています。
■訓練の実施
当社では毎年、大規模災害の発生を想定した「災害対策本部設置訓練」を実施しています。
シナリオに基づく訓練を通じてBCPの実効性を検証し、浮き彫りになった課題への対策を講じることで、対応力の向上を図っています。
また、実際に発生した災害での対応についても事後レビューを行い、今後の防災・減災対策に活かしています。
■災害発生時の地域支援
当社は、災害発生時における店舗の早期復旧を最優先課題の一つとして位置づけています。万が一、地域社会が被災し、当社の店舗が被害を受けた場合でも、一刻も早く通常営業へと戻すことが、生活インフラを担う企業としての最大の地域貢献であると考えているためです。
復旧段階においては、社員が応援部隊として直接被災地に赴き、地元の方々が日常の生活を一日でも早く取り戻すため、店舗の復旧活動に取り組んでいます。さらに、当社は全都道府県との間で「災害時物資支援協定」の締結を完了しております。これにより、発災時には被災した各自治体からの要請に基づき、必要な支援物資の供給を行うことにより、避難者を中心とした被災地域への支援を実施しております。
国内外で大規模な災害が発生した場合は、店頭募金を「災害支援金募金」に切り替え、被災地支援に役立てています。
お客さまからの心のこもったご協力により、多くの支援金を被災地にお届けすることができました。
| 年 | 名称 | 金額 |
|---|---|---|
| 2023年 | トルコ・シリア地震災害に伴う店頭支援金募金 | 95,163,156円 |
| 2024年 | 令和6年能登半島地震災害に伴う支援金募金 | 280,503,389円 |
| 令和6年台湾東部沖地震災害に伴う支援金募金 | 38,811,615円 | |
| 2025年 | 米国ロサンゼルス山火事被害に伴う店頭支援金募金 | 募金総額5,000,000円 ※内:店頭募金2,159,248円、株式会社ファミリーマートからの寄付金2,840,752円 |
| 大船渡市林野火災被害に伴う店頭支援金募金 | 3,149,718円 | |
| 今治市林野火災被害に伴う店頭支援金募金 | 1,010,312円 | |
| ミャンマー地震災害に伴う店頭支援金募金 | 21,879,798円 | |
| 岩手県大槌町 林野火災被害に伴う 店頭支援金募金 | 1,505,715 円 |
令和6年能登半島地震災害に伴い、全国のファミリーマートにおいて店頭支援金募金を実施したほか、当社のサプライチェーン全体で連携を図り、おむすび・パンなどの食料支援物資、当社のPB衣料品である「コンビニエンスウェア」の商品支援物資を提供しました。また、店舗復興のために社員の現地派遣を行い、店舗の早期復旧に努めました。2024年3月には、北陸3県(福井県・石川県・富山県)の美味しいメニューを集めたフェア「北陸旨いモン巡り」を北陸・甲信・東海地区のファミリーマート約3,700店にて実施し、商品売上の一部を令和6年能登半島地震災害支援金として日本赤十字社へ寄付しました。さらに2025年2月11日〜3月17日まで期間、石川県のメーカー食材を使用した商品や、能登金時を使用したオリジナル商品の発売とともに、コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社と北陸コカ・コーラボトリング株式会社と連携し、一部のコカ・コーラ製品も寄付の対象とした「石川食べて応援プロジェクト」を北陸地方のファミリーマート約520店にて実施。商品売上の一部を石川県に寄付しました。
「石川食べて応援プロジェクト」の売上の一部:3,000,000円
<内訳>
・株式会社ファミリーマート 2,000,000円
・コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社及び北陸コカ・コーラボトリング株式会社 1,000,000円
<寄託先>
石川県
<寄託日>
2025年4月30日(水)
緊急災害対応アライアンス「SEMA※」は、自然災害の多発地域である日本において、大規模災害時に一刻も早く、ひとりでも多くの被災者を救うことを目指して、2017年8月に設立されました。ファミリーマートはその趣旨に賛同し、設立当初よりSEMAに参画しています。
SEMAでは、大規模自然災害からの早期復興には、各社・団体が一体となって対応できる仕組みが必要であると考え、平時より加盟企業・団体が持つ物資・サービスなどをリスト化し、災害発生時に各社が行う支援をパッケージ化することで、被災地に迅速にお届けできるように準備しています。また、公共機関との情報交換と支援の連携も図り、支援の漏れや無駄を減らし、被災した自治体の負担軽減も目指しています。
※SEMA(SocialEmergencyManagementAlliance):民間企業から構成される企業アライアンスと、市民団体から構成されるCSOアライアンスによって構成されています。2026年5月現在、企業119社、市民団体6団体が加盟しています。
SEMA の概略図
東日本大震災や熊本地震などで被害を受けた方を継続して支援するため様々な取り組みを実施しています。
社員が講師となり小学校や中学校、高校に出向いて講義する出前授業。2012年に被災地でこども支援を行っているセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと協働で、震災大津波で膨大な被害を受けた岩手県大船渡市にある末崎中学校の生徒に、「総合的な学習の時間」で取り組んでいる「ワカメの養殖と販売」の授業で販売支援の出前授業を行ったことをきっかけに取り組みを始めました。震災により一度は養殖施設、そして大切に育てたワカメをすべて流されてしまいましたが、それを乗り越え取り組みを再開した生徒たちに少しでも力になれればと思い、挨拶や接客、販促物の作成など「販売の心構え」を伝授しました。
2012年以降、継続的な取り組みとして毎年社員講師が学校に出向き授業を行っていました。
ファミリーマートでは、自然災害や事故に対するリスク意識を醸成する手段の一つとして、本部社員を対象に年4回の安否確認訓練を実施してきました。全国約16,400の店舗においても、2018年から安全訓練の一環として取り入れ、加盟店とともにグループ全体でリスクに対する意識向上を目指しています。また、店長・ストアスタッフには、「ファミリーマート緊急時行動要項」を配布し、常備するように指導しています。
日本語版と外国籍スタッフ向けの英語版を提供しており、大きな地震を想定した災害の発生時にすべきことや発生に備えてすべきことなどがまとめてあります。いざという時の避難場所や緊急連絡先の確認など、個店ごとに活用できるようになっています。