国連WFP協会は、国連の食料支援機関「WFP 国連世界食糧計画(以下国連WFP)」をサポートし日本での民間協力の窓口として広報・啓発活動や募金活動を実施する認定NPO法人です。
いま、世界で8億人を超える人々が栄養不良や飢えに苦しんでいます。国連WFPは、紛争や自然災害による被災者たちの生命を守るための食料支援、こどもたちに栄養価の高い給食を提供して就学率と学習能力を高める「学校給食支援」、地域社会の自立を促すための労働の対価としての食料支援など、飢餓救済に向けての様々な活動を展開しています。
ファミリーマートは、2006年から店頭募金「ファミリーマート夢の掛け橋募金」の寄付先として支援を行っています。
国連WFPは、全世界の2万3000人以上のスタッフの情熱、献身、プロフェッショナリズムを原動力に、120以上の国と地域に拠点を持っています。紛争で家を失った人びとや災害で困窮している人びとに命を救う食料を届けるとともに、個人や地域社会が直面するさまざまな課題への解決策を探し、より良い未来を築くための支援を行っています。
緊急支援
世界中どこへでも48時間以内に最初の食料を届けることを目指して活動し、その後迅速に支援を拡大します。
緊急支援は食料支援、現金支給、栄養補給、学校給食支援など様々な支援方法を組み合わせます。
輸送・通信支援
国連WFPは国連人道支援航空サービス(UNHAS)および国連人道支援物資備蓄庫(UNHRD)を管理しており、輸送・通信支援この2つのサービスを通して国連機関・NGOの職員や支援物資が最も必要な場所に行きつくように努めています。
学校給食支援
子どもたちの栄養状態や健康を改善し、将来を大きく左右する教育への道を開きます。
学校給食は可能な限り現地で調達され、小規模農家の生計を支えると同時に地域経済へのプラスの影響も与えています。
また、国連WFPは現地のパートナーと協力し、マラリア予防や生理衛生用品、衛生基準についての指導など、子どもたちに必要な健康・栄養サービスを提供しています。
母子栄養支援
近年、緊急支援に留まらず、ビタミン・ミネラル不足や肥満から発生する栄養不良の治癒にも努めています。
国連WFPは幼い子ども、妊産婦やHIVとともに暮らす人々へ健康的かつ十分な食事を提供します。また、お母さんのお腹に子どもが宿ってから1,000日間の栄養が重要とされており、早い段階から母子支援を実施しています。
現金支給
国連WFPは紙幣、食料引換券、電子マネー、モバイルマネーやデビットカードなど、多様な手段を通して受益者に現金支給を行っています。
現金支給は、人々に必要な物資を購入する自由を提供することで、自身で「選択を行う」機会が増加し、自立心の向上にも繋がります。
また、小規模農家の生産性向上や地域経済の活性化に寄与します。
自立支援
国連WFPは地域住民に土地の修復、井戸や道路作りなどの公共事業に参画してもらう対価として、食料・現金、気候リスクに対する保険の提供を行っています。
公共事業は、災害対応力を上げることにも繋がり、住民の生活を守ることにも寄与します。
また、自立支援の一環として、穀物バンクや備蓄食料の管理、養蜂や堆肥作りなどの技術訓練も行っています。
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<2024年度>
ファミリーマートは、世界で多くのこどもたちを苦しめている飢餓をなくすためのチャリティウォーク「WFPウォーク・ザ・ワールド」に特別協賛し、社員もボランティアで参加しています。飢餓問題への認識を高めるとともに、参加費の一部は、国連WFPの「学校給食支援」に役立てられます。2025年は、横浜・大阪・名古屋の3会場で社員や加盟店、そのご家族等約500名の方々が参加しました。