

「森の"聞き書き甲子園"」に参加した高校生が、森の名手・名人と世代を超えた交流を通して、森林からの豊かな恵みやそこに暮らす人々の営み、地域の伝統・文化などについて学び、その成果をフォーラムや作品集で発表しています。ファミリーマートは、この活動に賛同し、店頭での高校生募集告知(店内放送やレジ液晶画面での呼び掛け)や寄付活動、聞き書き研修への社員派遣などによる特別支援を2005年から継続して行っています。
聞き書き研修
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林野庁、文部科学省、社団法人国土緑化推進機構、NPO法人共存の森ネットワークの4者で構成する実行委員会が主催する「森の"聞き書き甲子園"」は、毎年、全国の高校生100人が、森とともに生きる知恵や技を持つ森の名手・名人100人を訪ね、その知恵や技術、人となりを"聞き書き"し記録する活動です。
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「木の実や山菜、キノコを採る。木を使って器を作り、家を建てる。木の繊維で布を織り、木や薪を炭にして燃料とする…」。古来、日本人は森を育て、森の恵みを得るなかで、自然と共生し、持続的に暮らす知恵や技を培ってきました。しかし、1960年代の高度経済成長を経て、その暮らしは大きく様変わりしました。
私たちの暮らしは森ではなく、石油をはじめとする地下資源に、その多くを依存するようになりました。
その結果、地球温暖化など、新たな環境問題も生じています。こうしたなか、森とともに生きてきた伝統的な暮らしのなかにこそ、これからの持続可能な社会を考えるヒントがあるのではないかという趣旨で2002年から「森の"聞き書き甲子園"」が始まりました。 2011年度からは、海・川の名人への聞き書きを行う「海・川の"聞き書き甲子園"」も、水産庁や環境省などの協力を得て始まりました。活動開始10周年を迎える今年度からは、「聞き書き甲子園」という名称で、森・海・川の分野の聞き書きをさまざまな団体の協力を得て行います。


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「森の"聞き書き甲子園"」は、ご支援いただいているファミリーマートを始めとしたさまざまな企業、行政、NPOによる協働事業として取り組んできました。この活動を通して、当初からの目的であったアーカイブ、コミュニケーション、ネットワーク面で多大な成果を残しています。
これまでに800人の高校生が聞き書きしてきた3,000ページ以上にもなる名手・名人たちの知恵や技は、自由に閲覧できる「聞き書き電子図書館」(※1)で2010年から公開し、貴重なアーカイブとして環境や教育に関心を持つ多くの方々に利用されています。また、高校生たちが聞き書きする姿を追ったドキュメンタリー映画「森聞き」(※2)を全国各地で上映し好評を博しています。さらに、この活動は、参加した高校生が、普段の授業では経験することのない聞き書きというプログラムを通して、コミュニケーション力を身につけるとともに、名手・名人との交流から、卒業後の進むべき道や将来の職業、自身の人生についてじっくり考える機会にもなっています。加えて、聞き書き甲子園に高校生を送り出した先生方や卒業生たちによる新たなネットワークも生まれ、総合的な学習の一環として、より多くの生徒たちが聞き書きを体験できるよう、地域の名手・名人を招いた授業を行う高校も増えてきました。
これからも、森や海、川の名人たちの知恵や技術を聞き書きし記録する活動を通じて、次世代を担う若者たちに、自然から学び、自然とともに生きることの大切さを伝えていきます。
ドキュメンタリー映画「森聞き」
[取材協力]NPO法人共存の森ネットワーク 理事・事務局長
吉野奈保子さん
(「森の"聞き書き甲子園"」実行委員会事務局)