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特集5:製造委託中食工場の安全・安心に対する取り組み

ファミリーマートは製造委託中食工場の品質マネジメントシステム(ISO9001:2008)※の認証取得を支援してきました。認証取得後も、品質マネジメントシステムの改善活動の中心となる「内部監査員」の資格認定研修を実施し、継続的な支援を行っています。
また、外部衛生機関に委託し、工場点検と販売商品の細菌検査を定期的に行い、製造委託中食工場とともに、『安全で安心なおいしい商品づくり』に取り組んでいます。

※品質マネジメントシステム(ISO9001:2008)とは、品質の向上とお客さまの満足を得るためのマネジメントシステムであり、51項目の要求事項(行わなければならないこと)をもとに、品質マニュアルと手順書、記録(帳票)を作成して運用します。ISO9001認証機関の審査で、要求事項に「適合」していると判定されれば、認証を取得することができます。認証取得後、ISO9001認証機関より6 ヵ月または1年ごとの定期、3年ごとの更新審査を受け、「不適合」となった場合は、認証の一時停止や取消しになることもあります。

品質マネジメントシステムを効果的に運用した「安全で安心なおいしい商品づくり」について、一例を紹介します。

※以下、{  }内はISO9001:2008要求事項の項目名

トオカツフーズ株式会社横浜鶴見工場

2010年3月竣工。同年7月に品質マネジメントシステム(ISO9001:2008)の認証を取得。ファミリーマートの商品であるおむすび、寿司、弁当、調理パン、調理麺、惣菜、サラダを1日に550名の従業員が、約25万食を製造し、関東圏約1,900店舗に供給している工場です。

トオカツフーズ株式会社横浜鶴見工場

従業員への教育・訓練

{ 力量、教育・訓練と理解 }

工場で決められた製造や衛生のルールを理解し、ルール通りの作業を行えることが確認されたことを「力量」といいます。従業員に教育・訓練を行い、工場内のさまざまなルールと作業手順を理解させることで、「力量」が身につき、『安全で安心なおいしい商品づくり』ができるようになります。

入社時教育

基本注意事項と食品の取り扱いについて

食品衛生教育

身だしなみのチェックとユニフォームに付着した異物の除去について

食品衛生教育

手の洗い方と手の消毒について

作業教育

設備の取り扱いと調理方法について

工場内での品質マネジメントシステムの運用

原材料の入荷

{ 原材料の確認 }

原材料の入荷時に破損や汚れ、数量、賞味・消費期限がルール通りになっているか確認します。

原材料の保管

{ 識別保管 }

入荷した日と使用期限、原材料名を明記して、入荷した順番で使用できるように保管します。

調理

{ 製造の管理 }

油の温度と揚げる時間がルール通りになっているか確認します。

加熱後の温度測定

{ 製品の監視と測定 }

加熱した食材が、ルール通りの温度まで加熱されたか確認します。

温度測定結果の記録

{ 記録の管理 }

加熱後の食材や冷凍・冷蔵庫内の温度が、ルール通りの温度になっているか確認し、記録します。

盛り付け

{ 製造の管理 }

商品見本通りの見た目、ルール通りの数量、重量になっているか確認し、盛り付けをします。

金属検出機

{ 製造の監視 }

金属製の異物が商品に混入していないか、金属検出機で全商品を全数検査します。

機器・器具の管理

{ 測定機器の管理 }

測定に使用する機器が正しく測定できているか確認します。

品質マネジメントシステムの運用確認と継続的改善活動

{ 内部監査 }

品質マニュアルと手順書の内容、記録の管理状況、工場内での作業が品質マネジメントシステムの要求事項通りに管理・運用されているか、過去に発生した問題点が改善され、再発していないか[{是正(改善)処置}]、内部監査員が確認します。

{ 継続的改善 }

品質マネジメントシステムのレベルを高めていくために、以下のように継続的に改善活動を行います。

継続的な改善で食の安全・安心を追求

トオカツフーズ株式会社 横浜鶴見工場

食の安全・安心を徹底するために、工場の計画・設計段階で最も注力した点は、製造した商品が生の原料等にある細菌に汚染されることのないよう、区画区分をし、人やモノの行き来に制限を持たせることを徹底して行った点です。1日に550名もの従業員が時間帯ごとに勤務に就きますから、工場内はもちろんのこと、事務棟や更衣室、トイレにおいても、退社する従業員、出社してきた従業員の出入りが交わることのないように工場の設計をしました。
当社は早くから品質マネジメントシステムISO9001の認証取得に取り組んでおり、当工場も5 ヵ月という短期間で認証を取得しました。ISO9001の遵守は、内部監査によって確認していますが、現状に満足することなく、PDCAサイクルの実践によって、食の安全・安心を追求しています。さらに、製造部門の各ラインごとに行う毎日のミーティングでは「気づきのポイント」として、「毛髪は1日に50本以上も自然に抜け落ちる」、「靴下には毛髪が多く付着している」などの事例を紹介することで、ユニフォームに付着した毛髪を除去するための粘着ローラー掛けの重要性、毛髪のはみ出しチェックなどの大切さを再確認し、全従業員の衛生・品質管理についての意識を継続的に高めて、安全・安心な商品の提供に取り組んでいます。

工場長
加藤 雅裕さん

品質管理
チームリーダー
横溝 祐司さん

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